Homebrew Connectionで、Neimod氏がニンテンドー3DSのカーネルアクセスに成功したことを伝えていました。
neimod氏は以前ニンテンドー3DSのファームウェアのダンプに成功したと言われていましたが、更に先に進んでいたことが明らかになったことになります。
今回はチャット上でNeimod氏がノーマル3DSのカーネルモードでフルコントロールに成功したとコメントしていたことからその事実が明らかになりました。
トリガーになっているのは「あるカードリッジで販売されているゲーム」で、フルカーネルコントロールが可能なため3DSに施されているリージョン制限もアンロックが可能だとしています。
実際、Tiny Cartridgeでは純正のホワイトモデルがないはずのアメリカでホワイトのニンテンドー3DS XL上で北米版ゼルダの伝説が動作している写真が公開されたことから、リージョン制限を解除する方法が見つかっている可能性も指摘されています。

Neimod氏の話とは関係ないと思われますが、3DSハックが密かに進行していることを示す一つの証拠と言えるかもしれません。
他にも、同じくTiny Cartridgeでは3DSで自作コードのアプリケーションの表示に成功したハッカーの話が紹介されています。

Xcution氏という名のハッカーが上記写真のように3DSでのHomebrewの表示に成功したようです。
ただし、フレンドのお気に入りリストの中で自分のHomebrewを表示させることに成功したというもので、実際起動できる代物になっているのかどうかは分かりません。
それでもこういうことができたということは3DSにHomebrewを本物のアプリケーションだと認識させることに成功したことに他なりません。
現時点ではNeimod氏のカーネルアクセスというのが最も期待できそうです。DSの時代からFlashcartに頼ってきたHomebrew起動が終わりを告げることになるかもしれません。問題はリージョン制限のあるゲームカードリッジを使うという点(日本版が存在するかどうかや、仮に日本版があったとしても同じ脆弱性が存在するのかや、移植するハッカーが出てくるのかなど解決すべき課題は多数あります)に集約されそうですが、ノーマル状態でリージョン制限を解除できるのであれば選択肢は増えそうです。
おねがいします。ピース