このブログでは日本での販売台数が遂に4,000台にまで落込んだりとPS Vitaの不人気故のふがいなさを幾度となくお伝えしてきましたが、PS Vitaは突如爆発しました。いきなり販売台数300%UP! その秘密に迫ります。
まずはメディアクリエイトの今週のランキングのデータによるゲーム機本体の販売台数をご覧下さい。
機種 | 販売台数(10/29〜11/4) | 販売台数(11/5〜11/11) | 販売台数(11/12〜11/18) |
3DS LL | 63,993 | 134,652 | 117,435 |
3DS | 29,996 | 52,425 | 51,441 |
PS3 | 21,310 | 18,043 | 17,035 |
PSP | 13,868 | 12,076 | 12,217 |
Vita | 4,842 | 4,021 | 13,091 |
Wii | 3,806 | 2,921 | 3,001 |
Xbox 360 | 1,339 | 2,908 | 2,063 |
PS2 | 1,351 | 1,187 | 723 |
DSi LL | 341 | 244 | 157 |
DSi | 227 | 180 | 196 |
先週ついに4,000台割り込む直前まで落込んでPSPのわずか1/3だったPS Vitaは、なんとPSPを超える13,000台越えを達成しました。
なにか理由がないとこんな数字は出ません。調べてみると週間ソフト販売ランキングで『アサシン クリードIII レディ リバティ』が24,304本販売され、週間販売本数で第6位につけました。このことがPS Vita本体の販売増に繋がったものと思われます。
その一方で24,304本も売れたのに本体が半分弱の台数という事は、本体と同時に購入したユーザーがそれほど多くなかったことになります。メディアクリエイトによると『アサシン クリードIII レディ リバティ』について「販売店からは、Vita版の購入者はVita本体を所有し、プレイするタイトルを探しているシリーズファン以外のユーザーも多いとの声がきかれた。」とのことですが、既にPS Vitaを所有しているユーザーがプレイしたいソフトを探していたところでようやく人気シリーズが発売になったので買ってみたというシナリオがもっともあり得そうです。つまり、『アサシン クリードIII レディ リバティ』をプレイしたいからPS Vitaを買ってみたというユーザーはそれほど多くなかった可能性があります。
また、2012年11月15日にPS Vita初のモノトーン色以外のカラーバリエーション『サファイア・ブルー』と『コズミック・レッド』が発売されたことも影響しているはずです。実際に『クリスタル・ホワイト』発売時も販売台数は伸びました。
人気タイトルとカラーバリエーション追加という販売台数を押し上げる黄金の組み合わせが2つもあったのですから300%UPというのも納得です。
問題なのは販売数上位30位までのゲームタイトルのうちVita用なのが『アサシン クリードIII レディ リバティ』1本しかないということです。1本の人気タイトルで本体の販売を牽引するのはいくらなんでも無理でしょう。それどころか上位50本のうちVita向けタイトルはわずか2本しかありません。あの絶大なる不人気を誇るとさえ言われているXbox 360ですら上位50位までに4本のタイトルがランクインしています。
根本的に人気タイトル不足が解決されていないので、来週には早速販売台数○%ダウンの記事を書く派目になりそうです。
VITAの売上が~の記事って必要?
すげーゲハっぽい