PSPKingで、PSPIdentなどをリリースしているYoti氏がオープンソースカスタムファームウェア PRO CFWのMOD版 CFW 6.XX PRO MODを公開していました。
PRO CFWとの違いは以下の4点です。
-
1) リカバリーメニューのISOペアレンタルコントロール無効化
2) リカバリーやFastRecovery起動時にRトリガー長押しでVSH Menuの有効/無効が可能に
3) CFWをデフォルトセッティングに最適化(PSP goで”Do not delete state”の無効化など)
4) “xx0:/IRSHELL”に”hide cfw dirs(CFWディレクトリ非表示)”を追加
実績のあるYoti氏ですのでまともなCFWのようですが、PRO自体とあまり差が感じられません。
また、全体的には思った以上にオープンソース化後の亜種が少ない気がします。
当初PSPのCFWをオープンソース化することについて「ソニーに手の内を見せるようなものだ」という反対意見もありましたが、現時点では(すでに旧型となってしまったPSPであるからかもしれませんが)特段大きな影響は出ていません。カーネルexploitが存在する状態のままPSPの最新ファームウェアが異例ともいえる程の長期間放置されていることに違和感を感じます。単に対策のためのコストをかけなくなったのであればまだいいのですが、時間をかけてPRO CFWの綿密な調査を行い対策を行ったファームウェアが公開されたりして。そうなるともちろんPS VitaのPSPエミュレーターベースのファームェアも同じタイミングで変わりますよね。北米/欧州版Vita発売の2月22日がひとつの節目でしょうか。
むしろ根本的な部分で全体の見直しを行っているために時間がかかっているのでは? と思わないでもない。