Eurogamerで、PlayStation EuropeのトップJim Ryan氏がPlayStation 4をライバルより遅れて発売するのは好ましくないと語ったことを伝えていました。
PS3のライバルといえば任天堂のWiiとマイクロソフトのXbox 360になりますが、次世代となれば当然Wii Uと”Xbox 720″となります。
このうちWii Uは既に発表され2012年発売となっていますし、”Xbox 720″についても早ければ2012年末発売という噂もあります。
「好ましくない」状態を回避するには2012年の夏までにPlayStation 4を発売しなければならなくなりますが、Jim Ryan氏の発言はSCEの予定について示唆したわけではないようです。
「だが、まだPS3でやり残していることがかなりある。」
Jim Ryan氏は「好ましくない」発言に続きこのように語りました。
PlayStation 3ではXbox 360のおよそ1年遅れで発売したため、発売後数年間は市場で苦戦した苦い記憶があります。(日本ではXboxは先代から鳴かず飛ばずでしたが)
「好ましくない」発言はその過去の事実を踏まえたもので、本来ならライバル、つまりWii Uではなく”Xbox 720″に先んじて次期PlayStationを発売したかったという想いがその発言に繋がったようです。
ソニーのスタジオが既にPS4の開発に取り組んでいるという情報もあるため次世代PlayStationはソニーの計画に沿って開発されているはずですが、社内にはライバルの動向を見て計画を見直せという意見も出ていたに違いありません。
“Xbox 720″ではWindows 8が起動するという噂もありますが、次期XboxがPC市場への浸透力をも持ち合わせているとなると確かにPlayStationブランドもうかうかしていられません。
いっそのこともう一度Linux起動でプッシュしたらいかがですか?