Developで、SCEAのシニアディベロッパーChris Norden氏がアメリカのテキサスで開かれたイベントにおいてソニーとしてPS Vitaでの無料ゲームの開発を認めるとの発言をしたことを伝えていました。
無料ゲーム配信のビジネスモデルはスマートフォンなどのモバイル端末市場で行われており、コンテンツは無料配信しアイテム課金をするものが主流となっています。
Norden氏の発言は、ソニーとしてそういったビジネスモデルを主力の携帯ゲーム機市場に受け入れる戦略であることを示しています。
ライバルの任天堂はモバイル端末での無料ゲーム配信ビジネスモデルに対して質の低下を招くとして否定的な見解を示していますが、PS3並のハイスペックゲーム機とも言えるPS Vitaでソニーはライバルと180度異なるスタンスで挑もうとしていることになります。
こうした無料ゲームビジネスモデルをソニーが受け入れる背景には、そのビジネスモデルが成立しているスマートフォン市場にAndroid端末でPlayStation Suiteとして参戦していることも理由の一つです。PlayStation SuiteはPS Vitaにも対応していることから無料ゲームビジネスモデルをPS Vitaで否定する理由がないためです。PlayStation SuiteのAndroid戦略とPS Vitaによるハイエンドスペックゲーム戦略による二面戦略の相乗効果でカジュアルゲーマーとコアゲーマーという相反するニーズを全てPlayStationで掌握してしまおうという意欲的な取り組みです。
ああいうのは常に持ち歩く携帯電話なんかで待ち時間や移動中にやったりするから
人気があるんですよね。それをゲーム機でまではやりたくないと自分は思います。