SCEJが、PlayStation Suite(プレイステーション スイート)の開発キットPlayStation Suite SDKを11月より順次提供を開始すると発表していました。
Android端末でPSOneコンテンツを楽しめるPlayStation Suiteは、PSP Phoneとかつて呼ばれていたソニー・エリクソンのXperia Play発表時にその存在が明らかになりました。対象デバイスはPlayStation Certified(プレイステーション サーティファイド)として認定されることになってはいましたが、現時点ではXperia Playとソニー タブレット2機種のみが認定されているだけで今後の発展状況の見通しが示されないままの状態が暫く続いていました。
PlayStation Certified認定デバイス向けに開発キットPlayStation Suite SDK配布を告知することで、PlayStation Certifiedデバイスのさらなる拡大を目指すとしています。
SDKは、プログラミング言語にC#を採用、開発したものはPlayStation CertifiedデバイスやPlayStation Vitaに搭載したPSOneエミュレーター上で動作させることができると記載されています。PlayStation Certified認定基準が明確に示されてはいないものの、Xperia Playの様な物理的なボタンキー搭載が条件でなければソニー・エリクソン製のXperiaシリーズはもとより、最近のAndroid端末であればスペックに支障はないはずです。
認定費用がもし無償ないしは安価であれば現在発売されている殆どのAndroid端末がPlayStation Certified認定となる可能性があります。ただし、ライセンス契約の一種なので無償である可能性は低いと思われます。
SDKの詳細や入手方法は後日公開とされていますが、Homebrew開発者の様な個人にも配布されるのかが気になります。
また、PlayStation Certifiedを取得したデバイス向けに10月下旬よりPlayStation StoreでPSOneタイトルを含むコンテンツの配信を開始することも併せて発表されています。NTT DoCoMoはXperia Play SO-01D発売時期について10月から11月と幅を持たせていますが、10月下旬には発売されるものと予想されます。