Eurogamerで、ニンテンドーオブアメリカの幹部Amber McCollom氏がWii Uではゲームキューブのディスクはサポートしないが、ゲームキューブのゲームはWiiウェアとしてダウンロードすればプレイ可能だと語ったことを伝えていました。
現在WiiウェアというのはWiiのダウンロード専用タイトルのことを表しており、過去のゲーム機のタイトルはバーチャルコンソールとして販売されているためEurogamerではAmber McCollom氏が間違ったコメントをした可能性を指摘しています。
更にダウンロード専用タイトルとしてゲームキューブタイトルが用意されるとしても、公表されているWii Uのスペックから考えてその実現性には疑問符が付きます。
Wii Uの内蔵メモリーは8GBと言われており、SDメモリーカードや外付けUSBハードディスクドライブを利用することで容量を拡張可能だとされています。
しかしながらWii UにはHDDを搭載しないため、最大で1.4GBあるmini DVDを利用するゲームキューブタイトルについてはその保存場所に疑問が残ります。
内蔵メモリー8GBというと、仮に1.4GBのゲームキューブタイトルだと5つまでなら保存は可能ですが、現実的にはOSの使用領域やセーブデータ保存領域まで含まれているとするとゲームキューブタイトルを内蔵メモリーに保存というのはいささかどころか非現実的といっていいでしょう。
SDカードや外付けUSB HDDを使う手段はあるものの、別途これらを購入しないとゲームキューブタイトルがプレイできないとなるとそもそもラインナップにゲームキューブを用意すること自体に疑問を感じます。それならまだゲームキューブタイトルをWiiフォーマットディスクにした『Wiiで遊ぶ〜』シリーズのようにリマスターしたほうが良いのではないでしょうか。