変なタイトルで申し訳ないです。
PSX-sceneで、CFW3.55のPS3でダウングレードすることなくブルーレイドライブを再接続できるようにする方法がPS3 Development Wikiで公開されたことを伝えていました。
PS3はダウングレードすることで一部のPS3でブルーレイが再生できなくなるためにこれを修正するツールが公開されていましたが、これはダウングレード時にDRLというファイルが欠損するために起こる問題をDRLファイルを新たに作ることで再生できるようにするツールです。つまり、ダウングレードすれば別のPS3のブルーレイドライブをインストールして使えるようにすることができることになります。
今回公開されたのは、ダウングレード不要でPS3がブルーレイドライブと’再婚’させる方法です。
3.55でPS3と元は他人のブルーレイドライブとを’再婚’させる再婚活動’Remarry Guide’は以下のようになっています。
- 1. 3.55ファームウェアのPS3を用意する。
2. ‘再婚’のためのファイルremarry-3.55.rarをダウンロードし、解凍してUSBドライブのルートにコピーする。cfg/standalone.cfgをテキストエディタで開き、下記の部分を1から0に変更する。
- #———————————————
# Install Systemsoftware
# 0 = 実行しない
# 1 = 実行する
#———————————————-
0
Drive Init(初期化)するPUPファイルが入っていないことを確認する(ダウングレードした本体でのsysconハッシュによるRLOD: Red Light Of Deathを回避するため)。
3. 公式ファームウェアをダウンロードする。ドライブには3.30のPUPを最初にUSBドライブのルートにコピーする。
この状態でUSBドライブの中身は以下になる。
- Lv2diag.self
manufacturing_updater_for_reset.self
fdm_spu_module.self
PS3UPDAT.PUP
cfg/standalone.cfg
(情報源のリンク先にはファイルのハッシュ値が書かれているので確認しておいた方が良いです)
4. PS3のポート0(横置きにしたときに一番右のポート)にJIGやドングル、PSGradeを差してファクトリーサービスモードに入る。
5. 3で先程作成したUSBドライブをポート0に差して実行する。
Drive Init Executing(ドライブの初期化実行)で’再婚’活動開始です。
Drive Initに失敗するとピンク文字で’NG'(つまり「ごめんなさい!」)と出て、再婚活失敗です。ドライブとのコミュニケーションがうまくいかなかったためですので、そこが直ればOKもらえるかもしれません。
6. ‘再婚活’プロセスに入ったら、ファクトリーサービスモードからは抜け出さないようにしてください。
7. ブルーレイのムービーディスクを入れてPS3でプレイしてください。(これでDRLファイルがレストアされます。)
8. ファクトリーサービスモードを抜けます。
9. あとは普通に新たな新婚生活をお楽しみください。
PS3 Development Wikiでも文字化けしている部分が多く、ブラウザで文字エンコードを変えても読めなかったのですが、remarry-3.55.rarの中にあるstandalone.cfgをテキストエディタで開いてはじめてその理由が分かりました。そもそもstandalone.cfgはkyoshidaという日本人の方が作ったShift_JISの日本語になっていたからです。そのままPS3 Development Wikiへコピペして文字化けしたのでしょう。
なぜか知りませんが、PS3本体のブルーレイドライブと、元々は別の個体に搭載されていたブルーレイドライブとを入れ替えることをMarry(結婚する)と海外では表現しています。日本ではあまり聞かない例え方です。ちなみに我が家のPS3は新婚当初からブルーレイドライブとラブラブで再婚を考える必要もないため、上記の方法は試していません。なお、我が家は新婚当初からギクシャクしていてそれどころではありません。
これ以前から出ています。
自分のジャンクとして買ったPS3もこれで修理しました。
ちなみにこれはよく見てみるとSCEの設定、修理ツールみたいですね。日本語が書かれているので日本の工場から流出したのでしょうか。