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任天堂はSwitchで当初バーチャルコンソールを計画していた リーク情報から明らかに

TwistedVoxelで、任天堂はNintendo Switch Onlineに移行する前はバーチャルコンソールを継続する計画をしていたと伝えていました。

現在Switchでレトロゲームをプレイする場合、Nintendo Switch Onlineのサブスクリプションを契約すれば定額プレイし放題になっていますが、実は任天堂は当初Wii/ Wii U/ 3DSで実装していたバーチャルコンソールをSwitchで継続して利用する計画をしていました。バーチャルコンソールの場合プレイしたいレトロゲームは都度デジタル購入する形式です。

この情報はデータ解析でこのブログでも何回か紹介したことがあるLuigiBlood氏がブログで紹介したもので、Nintendo Switchのレトロゲームエミュレーションに関する初期計画について流出したメールから明らかになったとしています。

SwitchでのバーチャルコンソールはコードネームClipperと呼ばれ、2015年に開発が開始されました。WiiやWii Uで提供されていたバーチャルコンソールを拡張するもので、CRTライクな表示やリージョン毎に合わせた音など進化したバーチャルコンソールです。初期のテストではファミコンやスーパーファミコンのタイトルが用意されました。

ところが2017年半ばにその計画は大幅に変更になります。メールにはバーチャルコンソールを廃止しNintendo Switch Onlineで「クラシックゲームセレクション」というものを採用すると書かれていました。

バーチャルコンソール廃止の理由として
・開発コスト
・購入コンテンツをプラットフォーム間でシームレスに移行できない
・何度もゲームを購入しないといけなくなるユーザーの不満の声

が挙げられています。

結果、2017年6月にNintendo Switch OnlineのL-Classicsプロジェクトが立ち上がります。L-Classicsプロジェクトは持続可能で費用対効果の高さを優先し、サブスクリプションアプリ内に複数のクラシックゲームをバンドルする形で長期間に及ぶサポートやプラットフォーム間での移行を可能にするものでした。

新しいプロジェクトは現在では順調に稼働しているように見えますが、Nintendo64エミュレーションにはかなり問題山積だったようで、Wii UのNintendo64エミュレータをSwitchへ移植する際かなり苦戦したようです。

実際Switch 2へ移行するにあたり、任天堂はNintendo Switch Onlineは後継機種で引き続き利用可能と案内しています。引き続き、ですのでサブスク継続であればレトロゲームはそのままプレイができます。Switch 2を購入したその日から今まで通りレトロゲームをプレイできる仕組みはバーチャルコンソールでは容易ではなかったはずで、個人的にはバーチャルコンソールを廃止して良かったのではないかと感じています。

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