サイトアイコン 大人のためのゲーム講座

なぜ今日?任天堂がSwitch後継機発表を今年度中に行うと公表

Xで、任天堂の古川社長がSwitchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行うことを公表していました。(匿名さん、hogehogetimeさん情報ありがとね)

最初に一言だけ。
今期中=今年度中ですので、今日発表されたのは「2025年3月までにはSwitch後継機についてアナウンスしますよ」ということだけです。発売が今年度中とは言っていません。極論すると、Switch2の発売を公式に明言したに過ぎません。

古川社長が本当に文章を考えて投稿したのかは定かではありませんが(普通に考えると社長が書いた文言を広報が投稿してるはず)、あちこちで噂されているNintendo Switchの後継機、通称Switch2を発売することの任天堂による正式発表です。

今回のリリースで明言されたのは
・Switchの後継機種Switch2についての発表を「今期中」に行う
・Nintendo Directを6月に放送するが、そこではSwitch2の話は出さない

だけです。

表現として注目すべきは、Switch2を「後継機種」と断言している部分です。後方互換性がないなら次世代機と言うはずです。Switch2はSwitchと後方互換があるのはほぼ間違いなくなったと言えます。

また6月はかつての世界最大のゲーム見本市E3の時期に当たりますので、Nintendo Directが放送されてもおかしくありません。今回後継機の存在を公表すればおのずとその6月のNintendo Directで発表されるのでは、と盛り上がるのであらかじめ釘を刺した形です。

Switchの存在を公表した9年前というのは任天堂がDeNAとの資本・業務提携を発表した2015年3月17日のことで、コードネーム”NX”と呼ぶ新コンセプトのゲーム専用機(Switch)を2016年に発売すると発表しています。そのときには新コンセプト(後に据え置き機と携帯機のハイブリッドと判明)が何かすら非公開でしたが、そのときの発表内容がDeNAとの提携でしたので、ゲーム専用機の未来に悲観してスマートデバイスに乗り換えるのではないかとの誤解が生まれないよう、あえて次世代ゲーム機を開発していることを明かしたと後に公表しています。このときはWii Uとは後方互換がなかったので次世代機と表現されていましたね。

今回もこのタイミングでこの言い回しで発表したことには当然意図があると考えられます。

今日のタイミングで「アナウンスを今期中に行う」ことを発表した理由は明確で、Xの投稿時間を見ると今日開催された任天堂の決算発表 / 決算説明会(オンライン)の資料発表と合わせて発表されていることがわかります。

つまり、突然発表したのではなくあらかじめ発表することが決まっていた可能性が高いです。決算資料と連続では投稿されず10分ほど間が空いていますが、この10分で急に発表することが決まったとは考えにくいです。

発表はないと断言された6月のNintendo Directですが、昨年の6月のNintendo Directは2023年6月21日(水)でした。今年も同様の時期でしょう。

また、その直後の2024年6月27日には株主総会が予定されています。任天堂がユーザーではなく株主向けに後継機の発表はしないはずですのでそこで発表はされないでしょうが、間違いなく後継機の質問が飛ぶので何らかの情報は出てくると思います。任天堂側もそれは計算に入れているでしょう。徐々にSwtich2の話題で盛り上げていこうという意図は感じます。

とはいえ、現時点では「なぜ今公表したのか」の明確な意図は分かりません。ここ最近マグネット式Joy-ConTVモードで4TFLOPSだが携帯モードでは低性能など、Switch2に関するリーク情報が増えてきています。発売時期が近くなりつつあり、リーク情報が避けられないと考え、そろそろ小出しに情報を出し始めたのかもしれません。

モバイルバージョンを終了