wccftechで、任天堂の次世代機Switch2はTVモードで4TFLOPSだが携帯モードでは「驚きの低性能」になると伝えていました。
今回の情報は最近PS5 Proのリーク情報を出しまくっているMoore’s Law is DeadチームのBroken Silicon Podcastというボッドキャスト番組内の、ゲーム機に関する情報を発信するYouTuberであるThe Phawks氏との対談の中で述べられていた話です。
NVIDIA側はSwitch2をドックに繋いだTVモードで4TFLOPS(テラフロップス)で動作することを望んでおり、その速度を実現するためにコンソールのクロック周波数は予想より高くなる可能性があります。
4TFLOPSがどのくらいかというと、PS4 Proは4.2TFLOPSですので、おおよそPS4 Pro並です。PS5は10.3TFLOPSですのでこれから発売される最新コンソールとしては寂しい数字ですが、任天堂のゲーム機としてはハイスペックになります。
ただし携帯モードでは「驚きの低性能」でクロック周波数は800MHzを下回るようです。子供向けのゲーム機として設計する必要があり、目指したのは性能を落とすことで消費電力を低く抑えてバッテリーの持ちを良くし、発熱も抑えファンの騒音もなくすということのようです。
最近のSwitch2の情報はJoy-Conがマグネット吸着式になるなどの、どちらかといえば見た目や使い勝手に関わる情報が多く出てきています。発売が近くなりアクセサリーメーカーの関係者へ情報が行き渡り、そこからリークされていることがその理由として考えられます。逆にチップ性能といったハードウェアの情報リークは相対的に減ってきた印象です。
Switch2は以前から性能はPS4に迫ることや携帯モードではパフォーマンスを落とすことが言われてきました。今回それが具体的な数値として出てきた形です。
任天堂の歴代コンソールはスペックを追い求めてきていないので、いくら携帯モードでスペックが低くてもそれが理由で購入を見送られることはないですが、円安基調かつ物価高の中で発売すると性能が低いのにPS5やXboxのライバルコンソールより値段が高い、あるいはほぼ変わらないことからコスパが悪いと思われてしまう可能性は捨てきれないでしょう。