サイトアイコン 大人のためのゲーム講座

TheFloW氏の1万2500万ドルの報奨金脆弱性 詳細が公表

Hackeroneで、TheFloW氏がHackeroneに報告して1万2500万ドルの報奨金を得た脆弱性の詳細が公表されていました。

この脆弱性は2023年9月22日にTheFloW氏がHackeroneに報告し、2024年1月5日に解決済みステータスになりました。

内容はPS4/PS5のPPPoEの脆弱性で、PPPoEサーバーがヒープバッファの上書きとオーバーリードを引き起こしカーネル環境でリモートコードの実行ができてしまうというものです。識別子にはCVE-2006-4304が割り当てられました。

カーネル環境でのコード実行ですからカーネルexploitとして利用可能です。

これがTheFloW氏の1万2500万ドルの脆弱性で、先日RobbedColek氏がTheFloW氏の脆弱性と同一だとしてPCとPS4/PS5をLANケーブルで繋ぎPPPoEで接続して実行するとクラッシュするCVE-2006-4304の脆弱性のPoCを公開しましたが、そのPoCはやはりTheFloW氏の1万2500万ドルの脆弱性と同じでした。

TheFloW氏がHackeroneに報告したCVE-2006-4304の脆弱性はPS5の24.02-09.00.00で対策されたとされていますが、24.01-08.60.00が1月24日リリース(ビルド日は2024年1月18日)ですのてその時対策されていてもおかしくありません。ただその際同時にはPS4のアップデートかなく、その直前PS4 v11.50のベータ版かビルドされ、その後PS5 v9.00のベータ版が公開されました。PS4とPS5両方とも対策したのであればやはりTheFloW氏の脆弱性はPS4か11.50,PS5が9.00で対策されたと考えられます。

詳細が公開されたので、これでPS5/PS4シーンに動きが出そうですね。

[追記]


なんと、PS5は12月6日リリースの8.40で対策されていました。

モバイルバージョンを終了