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PS5 Slimフル販売週にフル加速、かと思いきや アレのせいでアレ?

ファミ通.comで、2023年11月13日~11月19日までのソフト&ハード週間販売数を発表していました。11月10日(金)発売のディスクドライブ着脱可能なPS5Slim発売後初のフル販売週でしたがのでPS5の販売台数がトップであることは予想できましたが、中身はまさかの..でした。

まずはゲーム機本体の販売台数です。多い順に並び替えています。

1位 PS5/51282台(累計407万473台)
2位 Nintendo Switch(有機ELモデル)/47620台(累計608万8734台)
3位 PS5 デジタル・エディション/11630台(累計62万2778台)
4位 Switch Lite/10893台(累計558万2776台)
5位 Switch/7042台(累計1960万8122台)
6位 Xbox Series X/2937台(累計23万7163台)
7位 PS4/646台(累計790万6675台)
8位 Xbox Series S/189台(累計29万3475台)
9位 Newニンテンドー2DS LL/22台(累計119万2627台)

PS5は通常版とデジタル・エディションが分かれているので1位と3位になっていますが、合算すると63,212台になります。通常版とデジタル・エディションに割って入っている形のNintendo Switch(有機ELモデル)が頑張っていると言わざるを得ませんが、Switch全シリーズを合算すると、なんと65,555台となり順位が逆転します。

PS5は旧型は在庫がなくなるまでは販売されますが、販売台数の数字は旧型も新型も一緒にカウントされているようなのでPS5 Slimがどれだけ売れているのかは今回の数字だけでは測れません。

とはいえ、PS5 Slimのフル販売週にも関わらず最も売れたゲーム機は、一見するとPS5ですが実はNintendo Switchシリーズなのです。

もっと興味深いのは、実はゲーム販売本数の方です。同期間のソフト推定販売本数は以下になっています。

1位(初登場) Switch 桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~
31万4699本(累計31万4699本)/KONAMI/2023年11月16日

2位(初登場) Switch スーパーマリオRPG
30万1334本(累計30万1334本)/任天堂/2023年11月17日

3位(前回1位) Switch スーパーマリオブラザーズ ワンダー
50545本(累計102万5821本)/任天堂/2023年10月20日

4位(初登場) Switch ホグワーツ・レガシー
47717本(累計47717本)/WB Games/2023年11月14日

5位(初登場) Switch ペルソナ5 タクティカ
26794本(累計26794本)/アトラス/2023年11月17日

6位(初登場) PS5 ペルソナ5 タクティカ
15713本(累計15713本)/アトラス/2023年11月17日

7位(前回3位) PS4 龍が如く7外伝 名を消した男
11535本(累計71669本)/セガ/2023年11月9日

8位(前回5位) Switch 超おどる メイド イン ワリオ
10487本(累計53411本)/任天堂/2023年11月3日

9位(初登場) Switch NARUTO X BORUTO ナルティメットストームコネクションズ
9004本(累計9004本)/バンダイナムコエンターテインメント/2023年11月16日

10位(前回2位) PS5 龍が如く7外伝 名を消した男
8812本(累計72131本)/セガ/2023年11月9日

ソフト販売本数に関しては完全にSwitch圧勝です。集計期間だけみるとゲーム機本体の販売台数と比べPS5がかなり寂しい結果に見えますが、Switchは本体の累計販売台数がPS5とはケタ違いなので、単純比較するとPS5には不利です。

ソフトの販売本数はパッケージソフトおよびダウンロードカード、本体プリインストール版を合算したものですので、クレジットカードを使ったダウンロード購入はカウントされていません。63,212台のPS5本体を購入したユーザーはゲームソフト何買ったのかがソフトの販売ランキングトップ10では見えてきませんが、ダウンロード購入したのだろうと思いたいです。

さすがにPS5 Slimのフル販売週はPS5がかなり売れるであろうと予測していましたが、普通は次世代機にモデルチェンジしないと戦えないはずのSwitchに勝てなかったのを見ると、消費者が最も重視しているのは実は価格だけなのではないかとすら思えてきます。

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