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シャープが新型ゲーム機のディスプレイを研究開発の段階から参入 Switch後継機の可能性

Bloombergで、シャープが5月11日に行った決算発表会見の中で、具体的な企業名やゲーム機の製品名について言及は避けたものの新型ゲーム機向けに液晶パネルの生産を立ち上げることを明らかにしたと伝えていました。「Nintendo Switchの次世代機が開発中いう憶測に拍車をかける可能性がある」としています。(ななしさん情報ありがとね)

記事を書いたのはBloombergの古川有希氏と望月崇氏です。

シャープが決算発表で公表したのは

「今期(2024年3月期)のディスプレイデバイス事業の主な取り組みとして新型ゲーム機向けに液晶パネルの生産を立ち上げる」ことと「新型ゲーム機の研究開発の段階から参入している」、「新型機向けに液晶パネルのパイロット生産ラインを立ち上げる予定」だけで、肝心のその新型ゲーム機が何なのかについては言及していません。

新型ゲーム機を発売する可能性があり、かつ液晶パネルが存在するというのは現時点で噂がある
・任天堂のSwitch後継機
・ソニーのPlayStation携帯機 “Q Lite”
の2つだけです。

したがってシャープが公表した新型ゲーム機はそのどちらかという可能性があることになりますが、BloombergはNintendo Switchの「次世代機発売の準備を始めているという市場の臆測に拍車をかける可能性がある。」と書いているだけでそれがSwitch後継機だとは一言も書いていません。一方で記事全体としてはシャープがSwitch後継機の研究開発の段階から参入していると読んだ読者が捉えるようなあいまいな書きぶりです。

どのような表現をしているのか気になってシャープの決算資料を一通り見てみましたが、そのような記載は一切ありませんでした。「市況の低迷により、スマートフォン向けやPC向けのパネルが減少」していることは書かれていたのでその対応策としてゲーム機への供給を進めているのかなと想像する程度でしかありません。

ところがどうもウェブサイトに公表した資料からはその表記が消えただけで、実際の決算発表会見で出した資料にはそれがあったようです。

会見での質問で、確かにシャープ側は既存のゲーム機ではなく「新しいゲーム機向けにディスプレイを入れる」ことに対して肯定する回答を口頭でしたようです。それがBloombergの記事に繫がったようですが、最終的に資料から消したということは一般公表してはいけない類いの情報だったことになります。

それでもSwitch後継機だというのは憶測に過ぎません。ソニーのQ Liteの可能性もないとは言えません。

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