GoNintendoで、任天堂の古川俊太郎が今年度中のNintendo Switch後継機の発売はないと語ったことを伝えていました。
元記事はbloombergですが、登録しないと全文読めないのでGoNintendoの記事をベースにしています。
発売から7年目を迎えたNintendo Switchはハードソフト共に販売のピークは越えて減少傾向か顕著となっています。さすがに7年目ではハードウェアの販売が大幅に減速するのはやむを得ません。本来ならこの時期に次世代機へバトンタッチしている頃ですが、まだ具体的な次世代機の話は出てきていません。
2023年3月期決算発表の中でも任天堂の古川俊太郎社長は「7年目で販売の勢いを維持するのは難しい」ことを認めつつ、当面は「今年のホリデーシーズンに向けて需要を底上げし、(少し背伸びをした数字の)1500万台の目標を達成できるよう全力を尽くす」としました。気になる次世代機については「今年度中に新しいハードウェアを発売する予定はない」とも語りました。
つまり、任天堂がSwitchの後継機を発売するのは早くても来年度になりそうなのです。
NIKKEI ASIAによると、Switchの次世代機は来年発売予定だと噂され、任天堂に近い情報筋によると「開発は順調に進んでいる」そうです。
次世代機は早ければ1年後には発売されているかもしれない割にはリークされる情報が少ないように感じます。情報統制が取れているせいかもしれませんが、個人的には後継機は来年度早々ではなくもうちょっと先なのではないかと感じます。
[追記]
2023 年 3 月期決算説明会(オンライン) 質疑応答が公開されました。
次世代機についての古川社長の発言を拾ってみました。
年間プレイユーザー数が一定程度確保できているから、次世代機を発売する必要性はない、とは考えていません。次世代機について具体的なことをお話しできるタイミングではありませんが、新しいユニークな娯楽を提供していくために、どういった面白い提案ができるかを常に考えて将来に向けたさまざまな開発を進めています。
任天堂のゲーム専用機で遊んでいただけるお客様の数を高い水準で維持しながら、どのように次のハードウェアに移行していくかは、これからの非常に重要な課題になる。
(Switchは最初の発表から発売まで 2年ほど間があいたことから次世代機についても同様に発表から発売まで間をあける必要があるのかという質問に対し)
Nintendo Switch を発表したタイミングは少し特殊な情報
発信のケースであったと考えています。
発売から7年目を迎えたSwitchは、長いゲーム専用機の歴史を持つ任天堂にとっても「未知の領域に入ったと捉えています。」という状態のようです。
次世代機の発表から発売までの時間は、Switchのように2年ということはなく、特に次世代機については短いと考えておいた方が良さそうです。