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PS3エミュレータ RPCS3 すべてのゲームが起動できる完成度に到達

ツイッターで、RPCS3チームがWindows/Linux向けのPS3オープンソースエミュレータRPCS3について発売されているPS3のゲームのすべてが起動はできるようになったと報告していました。

Loadableの互換性カテゴリーのゲーム数がついにゼロに到達したことをお知らせします。

つまり、エミュレータで黒画面で起動するゲームがなくなったということです。少なくとも全てのゲームが起動し、何らかの画面が表示されるようになりました。

RPCS3チームはこの1年の間RPCS3を幾度となくアップデートを繰り返して改良し続けてきました。地道な作業だったと思いますが、その結果全てのゲームが起動可能なレベルにまで完成度が高まったのです。

RPCS3チームは昨年10月の段階で、初期化ができない・読み込みができない・エミュレータがクラッシュする場合につけるNothingのステータスのゲーム数がゼロになったと発表しています。そのときのLoadableステータスは0.19%で若干ながら残っていましたが、それが1年2ヶ月後についにゼロになったのです。

2022年12月28日現在のRPCS3のステータスは以下のようになっています。

Playable (67.98%):  プレイ可能なパフォーマンスで、ゲームが止まったりすることなく完全にプレイ可能なゲーム

Ingame (28.59%):  最後までプレイできない、重大な欠陥がある、またはパフォーマンスが不十分なゲーム

Intro (3.42%):  画面は表示されるがメニューから先に進まないゲーム

Loadable (0%):  画面でフレームレートが出るブラックスクリーンは表示するゲーム

Nothing (0%):  正常に初期化されず何も読み込まないかエミュレータがクラッシュするゲーム

実際にはこのLoadableステータスがこの1年2ヶ月の間に0.19%からゼロになった状態です。要するに少なくともゲームのロードが完了した状態から進まないゲームはなくなったことになります。

同じ期間に

Playableは63.53%から67.98%に(実機は100%)
Ingameは30.53%から28.59%に(実機は0%)
Introは5.75%から3.42%に(実機は0%)

と順調に実機へ近付いています。次はIntroがゼロになる時ですね。Introがゼロになると全てのゲームが少なくともプレイはできるようになります。

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