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Raspberry Pi Picoを使ったGameCubeのMODチップ PicoBoot by hdx

GBATempで、hdx(webhdx)氏がRaspberry Pi PicoをNintendo GameCubeのMODチップとして機能させるオープンソースMODチップソリューションPicoBoot v0.1 をリリースしていました。


PicoBootはGameCubeのIPL(電源投入後の最初に実行されるプログラム)を置き換える仕組みで動作するMODチップで、ソースコードも公開されているオープンソースMODチップです。専用ハードウェアではなく、誰でも安価に(1,000円程度)で購入できるワンボードマイコンRaspberry Pi Picoを使用していることが特徴です。IPLを書き換えて電源投入直後にSwissを起動し、SD GeckoやSD2SP2からHomebrewやバックアップ起動ができるようになります。

[必要なもの]
Raspberry Pi Pico
●SD Gecko または SD2SP2
●FAT32またはexFATでフォーマットしたSDカード

Raspberry Pi Picoの準備
1) PicoBootの最新版のpicoboot.uf2をダウンロードし、Raspberry Pi Pico上のBOOTSELボタンを押しながらUSBケーブルでPCに接続する
2) RPI-RP2マスストレージデバイスとしてマウントされるのでpicoboot.uf2をドラッグアンドドロップする。正しく書き込めればLEDが緑色点灯しアンマウントされる
3) USBケーブルを抜いて終了

SDカードの準備
1) SDカードをPCでFAT32またはexFATでフォーマットする
2) SD Geckoなどからゲームキューブのバックアップを起動させることができるSwissの最新版をGitHubからダウンロードする
2) swiss_rXXXX.dolファイルをipl.dolとリネームしSDカードのルートにコピーする

Raspberry Pi Picoをインストールする
インストールには本体の分解やマザーボードからのヒートシンクの取り外し、マザーボードへのハンダ付けが伴います。
ハンダ付け箇所はGameCubeの前期型(DOL-001)と後期型(DOL-101)で異なりますが、ハンダ付けポイントは少ないので難易度は高くはありません。

インストールの様子を撮影している動画(webhdx氏が紹介しているもの)を見ればおおよそのインストール難易度が分かると思いますが、PicoBootをアップデートすることを考えたらRaspberry Pi Picoに容易にアクセスできるようインストールすることをお勧めします。

https://www.youtube.com/watch?v=lfMTLEM0yeQ

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