GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.19.2をリリースしていました。
Happy June 15th! Atmosphere 0.19.2 has released: https://t.co/nvzgJkh4Bu
This one's just a lot of under the hood changes — code improvements, bug fixes, etc. Nothing too exciting user-facing, but if you were affected by bugs definitely update.
I hope you all enjoy! :)
— Michael (@SciresM) April 30, 2021
見えないところの変更がかなり沢山あります。コードの改良やバグ修正などなど。ユーザーにとってエキサイティングなものは全くありませんが、バグで困っているような方は是非アップデートを。
公開された変更内容を見ても、機能として特記すべき事項は見当たりません。概要をざっと記すと以下のようになります。
- 公式12.0.0の動作を反映したAtmosphèreコンポーネントの更新
- AtmosphèreのライブラリをGCC 11(最新のdevkitA64/devkitARMリリース)を使用して更新
- 2.0.0-4.1.0のファームウェアバージョンで起動しようとした際にブラックスクリーンになる等のバグの修正
正に、任天堂の言う「システムの安定性や利便性の向上」と同等(笑)の内容です。
また、Atmosphère 0.19.2対応の、Nintendo Switchのカスタムファームウェアで非署名NSPや変換XCIをインストール・起動するために必要な署名パッチとしてeXhumer氏がSigpatches for AMS 0.19.2 / FW 12.0.1を、TeJayH 氏がpatches(sigpatch) 12.0.0-0.19.2をリリースしています。