GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphère 0.18.0をリリースしていました。
Happy June 15th! Atmosphere 0.18.0 has released: https://t.co/Kw5Ycq2yVf
More memory savings, and the addition of a new mitm module ("dns.mitm") that lets you redirect dns requests.
I hope you all enjoy! :)
— Michael (@SciresM) February 2, 2021
メモリ使用量削減、DNSリクエストリダイレクトのmitmモジュール(“dns.mitm”)追加です。
今回のアップデートは機能追加が主目的ではないようです。また、Atmosphère 0.9.0以降一時的に追加されたhid-mitm(Nintendo Switchでコントローラーのボタンを入れ替えたりPCやスマートフォンのアプリを介して他社製ゲームコントローラーを使用したりすることができるシステムモジュール)が今回削除されました。影響されるHomebrewはないはずだとしていますが、その確認のためのモニタリングは継続するようです。
ちなみに今回リリース後に問題が発覚して慌てて修正するサイレントアップデート(といっても内容を告知はしているのでサイレントではないですが)が2回行われています。
日本時間で今日2月3日の
6時45分 最初のリリース
10時15分 ゲームカード読み込みに失敗する不具合の修正
11時45分 sys-botbaseとの互換性向上
2月3日昼の時点でAtmosphère 0.18.0のまま3回リリースバイナリの中身が入れ替わっています。ご注意下さい。
また、最近のトレンドですが署名パッチも既に公開されました。
GitHubで、TeJayH氏(いつもリリースしているarch-box氏ではありません)がNintendo Switchのカスタムファームウェアで非署名NSPや変換XCIをインストール・起動するために必要な署名パッチpatches(sigpatch) 11.0.1-0.18.0をリリースしていました。
また、TeJayH氏とは別にeXhumer氏もSigpatches v11.0.1-4 for AMS 0.18.0 / FW 11.0.1をリリースしています。