ツイッターで、TheFloW氏がAndroid版の『Grand Theft Auto:San Andreas』がPS Vitaで起動できるよう.so(Androidのライブラリ)をロードする.soローダーを開発し、更にシェーダーリプレイス用のフックを追加したことを公表していました。
TheFloW氏曰く「そんなクレージーな、と思うかもしれないが、実はそれほど難しいことじゃなかった」そうですが、フレームレートを向上させるにはまだ最適化は必要とのことです。
I wrote a .so loader for the PS Vita to load Android's GTA San Andreas. I then added a bunch of hooks to replace shaders etc.
What sounded like crazy idea at first, turned out to be not so difficult. There's still lots to optimize to get it running at a good framerate, though. pic.twitter.com/jVL4IZBoo2— Andy Nguyen (@theflow0) January 17, 2021
これを受け、Rinnegatamante氏がツイッターでAndroid版の『Grand Theft Auto:San Andreas』のVita移植版の現状でのデモ動画を公開していました。
Android版の『Grand Theft Auto:San Andreas』がVitaへ移植され、プレイアブルな状態(に見えます)になっていることが分かります。左上に表示されるフレームレートで安定性に欠ける様子がうかがえますが、今後の開発に非常に期待が持てます。
AndroidもVitaと同じARMアーキテクチャなので、ライブラリローダーによってAndroidのアプリをそのままVitaで起動できる可能性もあり得そうに見えますが、当たり前の話ですがTheFloW氏曰く手動でフックを追加できるならばという条件が付きます。Android版がそのままVitaで起動というわけではなく、言うならば「移植」の方向性が明確になったのでやりやすくなるというところでしょうか。