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PlayStation 5はWi-Fi 6/ Bluetooth 5.1規格に対応

Tecnoblogで、PlayStation 5はWi-Fi 6とBluetooth 5.1に対応することを伝えていました。

これはソニーから公式発表があったわけではなく、ANATEL(ブラジル国家電気通信局)がソニーのゲーム機向けにWi-Fi 6とBluetooth 5.1のモジュールを認可していたことから明らかになったものです。PlayStation 5と明確に公表されているわけではありませんが、製造はFoxconn、申請はソニーで「ゲーム機」用途とされているため、この時期の申請であることも考慮するとPlayStation 5に搭載されているモジュールのことで間違いないでしょう。

このモジュールチップはJ20H100となっています。アメリカやペルーでも今年の6月に承認されていることが確認されているようです。PlayStationのマークが付いていることから、やはりPlayStation 5用になります。

Wi-Fi 6は第6世代のWi-Fi規格のことで、正式名称はIEEE 802.11ax。現在主流のWi-Fi 5(IEEE 802.11ac: 6.9Gbps)のおよそ1.4倍高速な9.6Gbpsの規格です(数値は理論値)。実際にはそこまでの速度は出ませんが、実効スループットは4倍になるとも言われています。4Kなどの高解像度の映像配信が可能で、データの送受信にかかる時間も大幅に短縮されます。また直交周波数分割多元接続(OFDMA)という技術により、多数の機器が同時にWi-Fiにつながっている状態でも快適に通信ができると言われています。これらのメリットを享受するにはWi-Fi 6対応無線LANルーターを用意する必要があります。

Bluetooth 5.1は2019年1月に発表された仕様で、Bluetooth 5.0に方向探知機能が搭載されています。ペアリングされているBluetooth機器がどの方向にあるのかが割り出せるようになります。Dualsenseが見つからない場合などにもしかすると便利に使えたりするもかもしれません、

ただ、現時点でのBluetoothの最新規格は2020年1月に発表されたBluetooth 5.2ですのでBluetooth 5.1は最新規格ではありませんが、Wi-Fi 6と合わせて可能な限り最新の規格を採用しておいた方がライフサイクルが長いゲーム機にとっては大切なことです。

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