Eurogamerで、ソニーがPlayStation 4のゲーム開発者に対し7月13日以降に認定を受けるPlayStation 4向け新タイトルはPlayStation 5にも対応する必要があると説明していたことを伝えていました。
これはPlayStation 5の後方互換について7月半ば以降にソニーに対して認定を受けるために審査を受ける場合には開発者側でPlayStation 5でも動作に問題がないことを確認するよう求めているもので、ある時期から発売するタイトルは開発時からPlayStation 4およびPlayStation 5で動作する状態で発売されることになります。つまり、ある時期以降からのPS4向けタイトルは開発者側の責任でPS5にも対応するよう求められています。
開発者向けのドキュメントには4月末にリリースされたPS4の開発キットからPS5のハードウェアへの互換性に対するテストが必須項目が追加されており、7月13日以前に申請されたタイトルについてもPS5への対応を「強く推奨」されています。
PS5のPS4後方互換については以前現在ゲームをタイトルごとに、オリジナルのソフトウェアディベロッパーによる調整が必要になるような問題が存在しないかどうかを検証中であることが公表されています。
これはソニー側が確認しているものですが、PS5への対応を「強く推奨」した4月末以降から今後は開発者側で検証するよう求める方針を示し、7月13日以降に審査を受けるタイトルはソニー側では検証しないので最初からPS5で動作するものを持ってこいと開発者側に指示をしていることになります。
ただ、技術的には互換性があったとしてもそれを発売時にどう扱うのかについては詳細が明らかになっていません。ユーザーとしてはPS4向けタイトルのうちPS5で動作するものはリスト化するなどして明示して欲しいという思いはあるでしょう。パッケージに記載があるのが最も親切ですが、既に発売されているものについては対応できません。ダウンロード版では例えばVitaで起動できるPSPタイトルはその旨の記載があるので同様の措置を行うでしょう。
PlayStation 5の後方互換は発売時には存在せず後日アップデートで対応とも言われていますからソニーは後方互換に力を入れないのかと思っていましたが、途中から開発者側に丸投げする形でそこそこやる気出していたことが分かり、少し安心しました…って、安心するところかこれ。