PlayStation.Blogで、PlayStation 5のハードウェア技術仕様を公開していました。
今日に日付が変わった午前1時からGDC 2020で発表予定だったPlayStation 5の技術詳細がストリーミング配信で発表されました。
リアルタイムで見てツイートで実況して最後にまとめて記事でも書こうかと思っておりましたが、発表された内容はすべて開発者向けで一般ユーザーが見てて興味深い情報があったかと聞かれれば、残念ながらありませんでした。PS5のスペックを事細かに紹介するようなこともなく、技術的な解説に終始していた印象でしたので、ひと晩寝た後に起きてから何か発表されるはずだからそれ見て記事書こうと思ってました。
結局PS5の発表のストリーミングを最後まで見ちゃったけど、GDCで発表する内容だったねとしか言いようがないですね。見なくても良かったかな、と。EurogamerでPS5スペック記事出たし。https://t.co/3RuqR3R1bz
— mamosuke (@mamo_suke) March 18, 2020
実況していて最も印象に残った情報は
PS5は消費電力を抑える仕組みがある。パフォーマンスを可変するみたい。CPUとGPUのアクティビティ情報を得てパワーコントロール
10.3テラフロップス #PS5Reveal— mamosuke (@mamo_suke) March 18, 2020
PS5よりXboxの方がスペックは上、ということか
— mamosuke (@mamo_suke) March 18, 2020
です。
これはXbox Series Xが12 TFLOPSであり、今回発表されたPS5が10.3 TFLOPSであることから単純比較しました。あくまでもGPUの比較で総合性能ではありませんが、性能を比較する主要な数字でPS5が負けている印象をもたらす数字です。
で、今日公式日本語対応のPlayStation Blogで公式発表されたので、その情報をベースにPS5についてお伝えしたいと思います。ストリーミング配信で発表された流れはPlayStation Blogで日本語で書かれているのでそちらをご一読下さい。
発表されたPS5のスペックは以下です。せっかくですのでXbox Series Xと比較しておきます。
PS5もXbox Series Xもハイスペックマシンではありますが、PS5が10.3 TFLOPSであるのに対しXbox Series Xが12 TFLOPSとなっており、PS5の方が数字に表せるスペックとしては劣っていることになります。
CPUもXbox Series Xの方が周波数が高くなっていますが、メモリは規格上は同じです。
ストレージには少し差があり、容量はXBox Series Xの方が大きいようですがストリーミング配信で手厚く解説がなされたSSDの速度についてはPS5の方が速そうです。また同じくストリーミング配信で強調されていた3DオーディオはPS5の大きな特徴になりそうです。
表には書きませんでしたが、PS5が1世代前(PS4)の後方互換であることに対し、Xbox Series Xは過去のXboxシリーズすべてに対する後方互換となっているため(ディスクタイトルまで動くかどうかは分かりませんが)、過去資産を重視するのであればXbox Series Xの方が良いと言うことになります。
ゲーム機の評価はスペックだけではありませんので(それを持ち出すと任天堂は必ず負けることになりますが実際そうではないですね)今明らかになった情報だけで優劣は決まりませんが、印象としてソニーには不利な状況にはなっています。
細かいスペックは実はどうでも良くて、肝心なのはどれだけカスタマーに支持されるのか、になります。全体を通してXbox Series Xの方がPS5よりハイスペックという印象を誰もが持ったと思いますが、これで逆に価格に関してスペックが低い製品(PS5)が高い製品(Xbox Series X)より高額ということが事実上できなくなりました。販売価格はカスタマーから支持を得るための大きな要因です。
ソニーが価格に関してマイクロソフトの出方をうかがうことにしているのは、ライバルを牽制しているのではなくスペックで負けている可能性を当初から把握しており、相手の出方をうかがわざるを得ない立場だったのではないかと勘ぐってしまいます。