GBATempで、Core-2-Extreme氏がNintendo 3DS向けのLINEアプリLine for 3DS v1.0.0をリリースしていました。
要するに、3DSのLINEアプリです。GitHubでソースコードまで公開されているオープンソースです。そもそもLINEはソースコードなんて公開してませんが、Linux界隈では有志による解析でPidginというマルチプロトコルメッセンジャーでLINEプロトコルに対応させるpurple-lineというプラグインが存在しており、サードパーティがLINEクライアントを作る動きが実際に存在していました。Line for 3DSはpurple-lineとは無関係ですが、3DSのLINEも不可能ではないということです。
現時点ではv1.0.0という正式版のようなバージョンに見えますが、できることが限られています。
【できる】
テキスト送信
テキスト受信
履歴閲覧(最大300まで)
自動アップデート
グループチャット
ナイトモード
パスワード
履歴のSDカード保存
【できない】
画像送信
画像受信
動画送信
動画受信
音声送信
音声受信
スタンプ送信
スタンプ受信
テキストのやりとりだけプロトコルが動かせているということのようです。
色々調べたらLINEにはLINE Developerというものがあり、SDKやAPIが開発者向けに公開されていました。トークンをクラウド(Googleドライブ)に置いてGoogleアプリとの連携システムにするためのGoogle apps scriptというものを利用しているのがLine for 3DSのようです。
そのため、実際にLINEで通信できるようにするまでの準備が大変そうです。普通のHomebrewのようにインストールしたらすぐに使えるというものではありません。
そもそも3DSはWi-Fiがないとインターネットに接続できませんから外出先ではモバイルルーターなりテザリングなりをしないとLine for 3DSは使えません。テザリングするスマホを持ってるならなにもLINEを3DSでしなくてもいいじゃないかという話を持ち出すとそもそも論で本末転倒になりますが、個人的には実用性の有無はさておき、Line for 3DSはナイストライだと思います。