GitHubで、TheFloW氏がVitaの最新ファームウェアである3.71に対応したカーネルexploitを利用してVitaをJailbreakするh-encore² v1.0をリリースしていました。
なんの前触れもなく突然h-encore²がリリースされたので私も驚きました。8月26日月曜の夕方くらいにTheFloW氏がh-encore²とだけつぶやいたのは気がついていました
h-encore² ;-)
— Andy Nguyen (@theflow0) August 26, 2019
それが何を意味するのかはそれから5時間ほど経過した夜になってからでした。本人も「サプライズ」と表現するサプライズでしたね。
Surprise! h-encore² released for PS Vita firmware 3.71https://t.co/XbagYIJ9ch pic.twitter.com/59Ic4AuKT4
— Andy Nguyen (@theflow0) August 26, 2019
前回のh-encoreは対象ファームウェアが3.65-3.68でしたが、h-encoreの第二弾はh-encore2ではなく二乗のh-encore²で、対象ファームウェアが3.65-3.71と新しいファームウェアを増やした形となっています。
h-encoreで利用していたカーネルexploitは既に対策されていますのでh-encore²のカーネルexploitは無論未発表の新しい物です。TheFloW氏によると、今回利用したカーネルの脆弱性を見つけたのは1年以上前で、先週末にh-encoreでも利用した『bitter smile(ビタースマイル)』の未対策セーブデータexploitに実装して動作するようになったそうです。
ensoを使うのでなければもうVitaをダウングレードする必要はなくなりましたが、ちょっとうれしくない情報もあり、実はh-encore²は安定性がかなり悪く、成功率は25%しかないそうです。
OLEDモデル(1000シリーズ初期型)はh-encoreインストールにメモリーカードが必須になります。内蔵メモリのあるSlim/PS Vita TVはそちらをつかえるのでメモリーカードは不要です。メモリーカードと内蔵メモリの空き容量は最低270MB必要です。また、VitaはPSNアカウントに紐付いている必要があります。認証までは不要です。このあたりはh-encoreと条件は同じです。
インストール方法はh-encoreとほぼ同じ(h-encoreをh-encore²と読み替える程度)なので今は省略します。時間があれば追記する形で書きます。
なお、TheFloW氏によると3.71からmodoruを使ってダウングレードするとbrickしてしまうようですので注意して下さい。