GitHubで、SciresM氏がFusée Gelée(NVIDIA Tegraプロセッサの脆弱性を利用し起動時に任意のコードを実行するcoldboot exploit)を利用して起動することができるNintendo SwitchのカスタムファームウェアAtmosphere 0.8.5をリリースしていました。(agtmさん情報ありがとね)
相変わらず変更履歴が開発者向けチックなので、概要をまとめると
・タイトルごとにMODを適用できるようにし、HBLでの設定とは切り離した。
デフォルトではMODをLボタンで適用できますが、loader.ini
にあるdefaultconfig!overridekey
を変更することでボタンを変更できます。
タイトルごとにボタンを変更するにはatmosphere/titles/[title id]/config.ini
にあるoverrideconfig!overridekey
を編集します。
・コンテンツファイルの追加
hekateのような、fuseeのブートローダを使わないものがAtmosphèreのリリースバイナリにあるコンポーネントを解凍できるようにするというもので、fuseeでAtmosphèreを起動しないユーザーが将来アップデートしやすくするための措置だそうです。現時点では大きな効果はなさそうです。
・チートコードのサポート
今回の目玉機能だと思います。と言っておいてアレですが、個人的にチートは嫌いなのでGitHubにあるチートコードについての解説を日本語で説明する気力が起きません。誰かがやってくれるでしょう。
チートの有効/無効はアプリケーション起動時のボタン押し(設定で変更可能)で決められます。
チートコードは既存のフォーマット(アクションリプレイ)と互換性を持たせています。チートコードはSDカードから読み込みます。
・その他バグ修正
SX OSでチートをサポートしていますから、Atmosphèreでも実装してくることは予想していました。チートはメモリーに読み込まれたデータの改竄なのでハックの王道ではありますが、やっぱり個人的には好きにはなれないです。
みなさんはチート待ってたクチですか?