Digital Trendsで、クラウド技術を活用したPlayStationのストリーミングゲームサービス「PlayStation Now」についてWindows及びMacに対応することが9月に発表されると伝えていました。
「PlayStation Now」(以下PS NOW)はソニーがクラウドゲーミングサービス企業のGaikaiを買収して手に入れたストリーミング技術をベースに構築されたソニー専用のサービスですが、技術的にはユーザー側が使用するデバイスは必ずしもPlayStationである必要はありません。ソニーの有料サービスであるがゆえに現在はソニー製の製品(PS4/PS Vita/PS Vita TVやソニー製テレビ/BDプレーヤー)に限られています。
最初にその情報を伝えたのはフランスの情報サイトGamekultで、独自の情報筋から得た内容だとして以下の情報を伝えています。
・8月23日にベルギー、オランダ、イギリスでPS NOWのWindows/Mac対応が発表及びサービス開始
・その1週間後にアメリカとカナダでサービスが開始される。
・フランスと日本の時期については不明。
・Windows 7以上、5MB/s以上のインターネット接続環境、対応コントローラー(DualShock 4推奨)があればパソコンで300以上のゲームタイトルが楽しめる。
ところがソニーは9月7日にニューヨークで”PlayStation Meeting”イベントを開催すると発表しています。そこでPS4 NEOが発表されると言われていますが、大型発表案件があるにもかかわらず、PS NOWのPC対応という新型PS4発表と同等レベルの大型発表を敢えてPlayStation Meetingと切り離す必要があるのでしょうか。個人的には疑問です。
Digital Trendsも同じ予想のようで、PlayStation Meetingの場でPS NOWのWindows/Mac対応が発表されるだろうとしています。
PS NOWはそのゲームしかプレイしないなら検討の余地があるレンタルプランはあるものの、基本的には定額制サービス(2,315円/月 or 5,463円/3ヶ月)ですので、この価格設定のままなら対象機器が増えたとしても一気にユーザーが増えることはないでしょう。ただ対象機器の増加により間接的にユーザーがPlayStationに接するチャンスが増えますので、それが結果として対応ゲーム数増加などにもつながるでしょうし、それによる契約者数増で最終的には定額料金値下げに繋がります。良い方向に向かっているのではないでしょうか。