SIEJAが、PlayStation Vita/PlayStation TV システムソフトウェア バージョン3.61 アップデートを公開していました。(yo.さん、オレクラスさん情報ありがとね)
システムソフトウェア バージョン3.60から4ヶ月ぶりでのアップデートです。
公式発表の変更点は以下の通りです。
バージョン3.61で更新される主な機能
■システムソフトウェアにおいて、動作の安定性を改善しました。
いつも通りの「動作の安定性改善」です。
この時期にリリースされるということは、HENkaku対策だと思って間違いないでしょう。
XMLファイルを見ると、3.61のビルド日時は2016年8月4日になってます。今日は8月8日ですから、開発からビルドまでごく短期間であった様子が伺えます。しかもバージョンナンバーが0.01しか上がっていません。次のアップデートはPS4の4.00に合わせるのではないかと思っておりましたが、そうではなかったですね。しかも4ヶ月で0.01分しかバージョンが進んでいないということは、HENkakuがなければアップデートの予定がここまでは実は存在しなかったことになります。
HENkakuのリリースは2016年7月29日の18時ですから、リリースから対策まで10日というのはソニーが結構迅速な対応をしたのだと思います。
ただ、ただですよ、誰がどう見ても対策されたと思うのは間違いないのですが、Homebrewを起動したいなら3.61にアップデートしないようにとの呼びかけは多数あるのですが、実際3.61にしたらHENkaku exploitがブロックされていたとの報告が実は見当たりません。
そりゃ、ほぼ確実に対策されてると思うとわざわざ3.61にアップデートして試そうとは思いませんよね。ツイッターから各種フォーラムからRedditから片っ端から流し読みしましたが、誰も「3.61にアップデートしたら動かなかったよ、実際。」という報告をしていないみたいなのです。
とはいえ、3.61にしてみたけど動いたよなんていう淡い期待は間違いなくするだけ無駄です。誰も実際に試そうとしないほど、HENkakuが失うわけにはいかないビックウェーブだったのでしょう。PSNに繋げなければしばらくは特に問題はありませんので、必要がない方はアップデートは控えてくださいね。
[追記]
仕方がないので自分で確認しました。
HENkakuにはファームウェアチェックが入っているようで、3.61だと
「3.61は現在対応していませんので、HENkakuをインストールできません」
と表示されて終わります。
現時点で公開されているソースコード(HENkaku Offline Hostingのソースコード)内を探してみましたが、HENkaku自身でバージョンチェクをしているところは見当たりませんでした。未公開のソースコード内にそれがあるのかもしれません。内部で起動しないようガードをかけているようなので、実際HENkakuが対策されたのかどうかがよくわかりません。