先日、日本版Vita向けVHBL移植を目的にしていたミルキィホームズ体験版exploitは173210氏がリリースを中止しました。
実はその時に173210氏は(体験版のような)タダではないけど安いゲームで代わりのexploitを探す意向を示していました。
いつも仕事が早い173210氏は早々とexploitを探し、なんとかVHBL移植も行いゲームタイトルとVHBLを公開しました。ミルキィホームズ体験版ダウンロードのために3.52へアップデートしてしまった方に朗報です。
ゲームタイトルは『ロックマン ロックマン』
2015年9月15日までなら価格はなんと315円です。
exploit発動方法は
「コンストラクション」→「あそぶ!」
だそうです。
今回はちゃんとVHBL移植まで完了したゲームになります。173210氏もツイッターでリリース予告はしていたものの、ゲームタイトル公開は移植作業が完了してからにしてくれました。
私も過去の反省も込めて(実は忙しかったのでちょうど良かったのですが)、速報的にブログで紹介するのを控えました。ツイッターのリツイートも、です。
仕事が早い173210氏と紹介しましたが、実際の移植作業の苦労していた様子を随時ツイートしておりました。途中qwikrazor87氏に聞いても解決策が見えないといった状況もあったようです。ちょっとご紹介します。
sceKernelExitDeleteThreadがないという異常事態。
— 173210 (@173210) September 10, 2015
ゲームによって関数の有無の違いは確実に存在します。そのへんがユーザーモードexploitを使うHBLの特徴でもあり移植時の弱点でもあります。
メインモジュールを停止しようとするとクラッシュする原因が未だにわからない。挙動を見ていると、キャッシュの影響に見えなくもないが…
— 173210 (@173210) September 10, 2015
実際には停止はできるものの、メインモジュールをunloadできていなかったようです。そこでメモリを食ってしまって致命的なメモリ不足が発生してしまったようです。
HBL移植で詰んだ…qwikrazor氏も「そういうモジュールなんじゃね?」といったとことしかわからないらしい。
— 173210 (@173210) September 10, 2015
qwikrazor87氏にも同様の経験があったようですが、そういうもんなんだと理解せざるを得ない面倒なものだったみたいです。
@173210 とりゃ!sceKernelSetVTimerHandlerWide関数で代用するというちょっと荒いやり方。https://t.co/9GZLl2pHFc
— 173210 (@173210) September 11, 2015
代替関数で処理させることに成功したようです。
そんなこんなでも移植しちゃうのが173210氏の凄いところです。感心します。
本日紹介するのは、PSP用タイトル『ロックマン ロックマン』!https://t.co/P9ExHjJhuU
原作の定価が5,565円、本作のUMD版の価格が2,090円のところ、なんと!700円!
しかも今だけ、"Exploitもついて"半額以下の315円!— 173210 (@173210) September 11, 2015
HBLはこっち。wMenuの起動を確認しただけだから、不具合があったら報告お願いします(直すとはいっていない)
Release Half Byte Loader 0.3 · 173210/valentine-hblhttps://t.co/vyygnFbtET— 173210 (@173210) September 11, 2015
実際のHomebrew起動まで確認できていないので、不具合報告などあれば@173210氏にしてみてください。きっと直してくれますよ。