ちょっと面白いものを見つけたのでご紹介します。
3DSをハードウェア改造してUSBポートを増設し、PCと接続してそのPC経由でHDMI出力やビデオキャプチャを可能にする「偽トロキャプチャ」(読み方はニセトロキャプチャ)という商品です。
いわゆるハードウェア改造ですが、どちらかというとハッキングに近いハードウェアMODの類いに入るものです。
ケイティ氏(英語表記ではKatsuKity)が株式会社ケイティという法人として”携帯ゲーム機をPCにビデオ出力できる汎用データ機器”を「偽トロキャプチャ」という名称でキット化し、Windows向けのビューワーアプリケーションとドライバーをセットにして販売しています。
実際にはキット化して販売というよりも、”ビデオキャプチャーボード取り付け代行サービス”で、事実上改造を施したゲーム機を販売という形ですね。
具体的な対応機種はDS/DSi/3DS/3DS LL/New 3DS/New 3DS LL/Wii U/PS Vitaです。PS VitaのHDMI出力は以前katsu氏が改造に成功しているので(ただしその方法は非公開)、注目に値するのはNew 3DSにも対応しているというところでしょうか。Wii U版はWiiUゲームパッドにキャプチャキットを取り付ける方式です。
偽トロキャプチャ自体の価格はだいたい2万円くらいで、多分主力商品だと思われるゲーム機に組み込んだ状態での販売価格はそれにゲーム機本体の価格を上乗せしたような金額になっています。
仮にこういった改造方法情報が出回ったとしてもなかなか自分で半田ごて持って改造するのも大変ですし、PC側のアプリケーションやドライバまで開発するのは困難なので(だからこそケイティ氏はハードウェアMODがビジネスとして成立すると判断したのでしょう)ゲーム実況したりしているユーザーには偽トロキャプチャが魅力的に映るのではないでしょうか。
ケイティ氏のサイトはhttp://blog.livedoor.jp/katsukity/です。興味のある方はどうぞ。ちなみに私は興味ないので買いません。