wololo.netで、PS Vita 3.36 ePSP向けのHomebrewローダー3.36 VHBLで使用するのゲームタイトルを公開していました。もったいぶる必要ないので思いっきりタイトルにゲーム名書いてしまいましたが、そのゲームタイトルは『Patapon』と『Patapon 2』です。残念ながら現時点では『パタポン』『パタポン2』ではありません。
3.18向けVHBLとして準備され、その後ソニーがVitaの3.30リリース予告をしたことで一度目の延期を経た後exploit大量流出事件が起こり、その中に『パタポン』『パタポン2』が含まれていたため結局は3.30 VHBLのリリースは中止されてしまいました。
通常exploitゲームタイトルはニンジャリリースされますが、今回は突然リリースが決まったようで最初からゲームタイトル公開となりました。その『Patapon』と『Patapon 2』ですが、3.18の時に利用しようとしていたものと同一かどうかまでは分かりませんが、ゲーム自体のexploitでVHBLを起動する従来の方式ではなくカスタムバブル作成のためにゲームを利用しているようです。詳細については明かされていません。必要なファイル自体も近々にリリースではなく1〜2週間後の予定となっています。
ちなみに、exploit自体を提供したのはqwikrazor87氏です。
ただし、ここで注意すべき重要な点があります。
下記の動画の中でThe Z氏が強調して話していますが、日本版の『パタポン』にはexploitが存在せず(追記:欧州版も同じでした)、『パタポン2』はexploitの存在が実際未確認です。
『Patapon』のexploitは欧州版のみで、北米版『Patapon』および日本版『パタポン』には同じexploitがありません。
『Patapon 2』の場合は欧州版と北米版のみで、日本版『パタポン2』はThe Z氏曰く「多分大丈夫」としながらも、現時点ではexploitの動作確認ができていないそうです。
ということで、いずれにせよ週明けにもストアから撤去されてしまうおそれがありますが日本の皆さんが3.36VHBLのために『パタポン2』を購入するのはギャンブルと言わざるを得ません。
もともと今回のゲームタイトル公開前にKanadeEngel氏がYouTubeでPataponの3.36での動作実証動画を公開しています。これを先にやってしまったことがニンジャリリースなし、日本版での動作確認なしの状況でのゲームタイトル公開に至ってしまったのかもしれません。
ご存知の通りパタポン2は初代VHBLで使われたexploitです。何度も浮上しては消えていますが、ここに来て再び復活して脚光を浴びるような伝説のゲームになるとは数年前には想像すらしていませんでした。ゲームとしても非常に面白いので、もし『パタポン2』を全くお持ちでないのであればVHBL抜きに是非購入してプレイしてみることをお勧めします。
[追記]
コメント欄でharadayuさんからも情報をいただきましたが、qwikrazor87氏が日本版にもexploitが存在することを確認してくれました。
Patapon 2 JP confirmed though. |:
— qwikrazor87 (@qwikrazor87) January 24, 2015
パタポン2の日本版動作確認した
逆に実は『Patapon』のexploitではVHBL起動が実はできなかったことも確認されたようです。
Little change in plan: Patapon1/EU is unfortunally not exploitable. Something's the cause for this last minute deconfirmation. Were sorry :(
— TheZett (@The_Zett) January 24, 2015
計画ちょっと変更: Pataponの欧州版は残念ながらexploit使えなかった。最後の最後でミスったらしい。申し訳ない。
したがって3.36 VHBLはマルチリージョンでパタポン2一択になりました。日本版はダウンロード版はベスト版になっていますので正確には『パタポン2 ドンチャカ♪ PSP the Best』です。日本のストアでの販売価格は1,440円(税込)、UMD Passport対応ですのでUMD版をお持ちの場合は514円(税込)です。