「Nintendo 3DS Direct 2014.8.29」が放送される
ことが突然発表されましたが、録画放送だし東京ゲームショウ前だしゲームの紹介程度だろうとタカをくくってました。
ところが今回のニンテンドーダイレクトは、まさかまさかの新型ニンテンドー3DS発表のための放送だったのです。いつもなら日経新聞のすっぱ抜き記事がまずあって、任天堂が否定してからやっぱり新型発表でしたが、このパターンで来るとは思ってもいませんでした。しかも名前がAppleの「新しいiPad」と同じパターンの、「Newニンテンドー3DS」でした。もちろん「Newニンテンドー3DS LL」もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=ghFEU4t_Pm8
Newニンテンドー3DS/3DS LLは日本市場でのみ先行販売され、欧州での年内販売予定はないことが発表されています。
発売時にはNewニンテンドー3DSにはホワイトとブラックの2色が、Newニンテンドー3DS LLにはメタリックブルーとメタリックブラックの2色が用意されます。今回の新型の特徴としてNewニンテンドー3DSのみ外装が取り替えできるようになっています。スマートフォンがケースで個性を演出するのがトレンドになっていますが、3DSでもその流れを取り入れてオリジナリティあふれる外装を手に入れることができます。
画面の大きさも3DSのみ画面面積が1.2倍となり、ちょっと大きくなりました。
ハードウェアでの最も大きな変更は、拡張スライドパッドで実現していたアナログ入力の「Cスティック」と、「ZR」「ZL」ボタンがビルトインされたことです。もちろんそれだけでなく、なんとNFCリーダー/ライターを内蔵、CPUの高速化、内蔵カメラを活用した液晶の明るさ自動調整機能や画面を傾けても3Dできちんと表示する3Dブレ防止機能なども大きなトピックです。
大きさや重さも若干変わりましたが、ボタンが増えたりNFCが追加されたりしたことを受けて、SDカードがmicroSDカード(標準添付は4GB)になり、ゲームカード挿入位置やタッチペン収納位置も手前側に変わりました。microSDカードの交換もバッテリーカバーを外して行うようになり、簡単に交換できなくなりました。
ちょっと残念なのが、HTML5をサポートした新型ブラウザです。機能はアップしたのですが、子供向けフィルタリング機能がデフォルトで有効になっており無効化するためにはなんとクレジットカード認証とたった30円ではありますが費用がかかります。
そして極めつけの残念なことは…一概に残念とは言い切れませんが、CPU高速化を活かした「New3DS専用ソフト」が登場することです。「Cスティック」「ZR」「ZL」ボタンは拡張スライドパッドを購入すれば補えますが、専用ソフトは今の3DSではプレイできません。専用ソフトが増えてくると、今回の新型発売が事実上のモデルチェンジになってしまいます。
全体的には購入意欲をそそるモデルチェンジになっている印象です。
Newニンテンドー 3DS/3DS LLは10月11日発売予定で、3DSが16,000円(税抜)、3DS LLが18,800円(税抜)です。