Arstechnicaで、Playstation 4の”Share”ボタンによるゲームプレイ画面の録画ではYouTubeへアップロードできないのではないかと伝えていました。
PS4をはじめとした最近のデバイスに利用されているHDMI出力にはコンテンツが不正にコピーされることを防ぐHigh-bandwidth Digital Content Protection (HDCP)というデジタル著作権保護技術が利用されています。出力側(PS4など)と入力側(ディスプレイなど)が双方HDCPに対応していないと表示されません。
Inside Gaming Dailyというサイトを運営し、ビデオゲーム情報をYouTubeなどでも提供するMachinimaが”信頼できる筋”から入手した情報によると、このHDCPがPlayStatin 3同様PlaySation 4にも利用されているそうです。
PS3の場合にはゲームプレイ画面の録画などはアナログ出力を使えば可能でしたが、PS4はHDMI出力のみであるためPS4のゲームプ例画面をYouTubeなどへアップしようとしてもできないのではないかと指摘されています。
http://www.youtube.com/watch?v=I_DF8eidR-o
もちろんソニーは独自のオンラインサービスでPS4内蔵の機能として「Share」ボタンを活用するためのビデオキャプチャー機能を搭載しますが、Machinimaではビデオをシェアする利用者が最も多いYouTubeへの直接のアップロードはできないのではないかと危惧しています。
公式には動画のアップロード先はFacebookやUtsreamなどを挙げていますが、その中にはYouTubeは含まれていません。
実は今年の6月の段階で、PS4チーフアーキテクトのMark Cerny氏がLate Night with Jimmy Fallonというテレビ番組で”ShareボタンでYouTubeにもアップロードできる”と明言しています。
問題なのは、現時点でソニーが公式にYouTubeにアップロードできると発表していないことです。
YouTubeだけがアップロード先という訳ではないのでキャプチャできなくて困るような問題ではありませんが、下記のような動画をソニーが公式にYouTubeにアップロードしているのにユーザーはYouTubeでプレイ動画をシェアできないというのも腑に落ちない気がします。
http://www.youtube.com/watch?v=VWplhhktgqs
[2013.9.19追記]
IGNによると、東京ゲームショウのキーノートでPS4はHDMI出力のビデオキャプチャに対応していることが発表されたそうです。詳細については後日、とのことです。