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Android向けフルスピードDSエミュレータ DraStic

NeoGAFで、Android端末向けのニンテンドーDSエミュレータDraSticがリリースされたことを伝えていました。

ニンテンドーDSは縦積みの2画面でタッチパネル操作なのでスマートフォンでのエミュレートは不向き(Medias W除く)かと思っていましたが、考えてみれば横に並べれば操作できますね。

ということで、ニンテンドーDSの画面をAndroidスマートフォンの横向き画面に横に並べたDSエミュレータ DraSticがリリースされました。ちなみに画面配置やその画面サイズはカスタマイズできますので、横配置はあくまでも一例です。

開発者はExophase氏(個人名ではないかもしれません)でGoogle Playにて799円で販売されています。

特徴としては、DSゲームを「フルスピード」で動作させられることが挙げられます。

コントローラーをサポートしているので、デモ動画のようにXperia Playでプレイできます。

エミュレータの特徴であるステートセーブにも対応していますし、Google Driveを利用したセーブデータの同期にも対応しています。オンラインプレイできないのでやりたい人はご自由にどうぞ、というところですがチートも可能です。

速度は「フルスピード」ですが、早送りプレイにより更に高速化することも可能です。

一方で、DraSticはDSのBIOSファイルが必須ですので、自分のDSから吸い出してやる必要があります(FlashactとDSBF DumpのようなHomebrewを利用)します。当然のことながら、起動させるDSのROMはバックアップに限られます。Tegra 2はサポートしていないため、Tegra 2搭載スマホの場合はDraSticは起動しません。

BIOSファイルはSDカードかDownloadフォルダのルートに配置します。

対応デバイスはAndroid 2.3以上です。DraSticの現在のバージョンはr2.1.0aとなっています。

推奨スペックは以下のようになってます。

公式フォーラムも存在し、よくある質問のトピックに下記のような記載がありました。

「フルスピード」と言っても、シングルコアの1GHz Cortex-A8ではフレームスキップが発生します。1.4GHz以上のデュアルコアCortex-A9であればほとんどのゲームでフレームスキップがほぼ発生しません。デュアルコアをサポートしていますが、事実上デュアルコア必須と言ったところです。

また、DLDIをサポートしていないため、DSのHomebrewはほとんど起動しません。将来は対応予定だそうです。

また、Wi-Fiのエミュレートはかなり複雑なため現時点ではサポートしていません。従って対戦もできません。アップデートで対応できる見通しも現時点ではありません。

iOS版も目下開発中ですが、AppStoreでは配布できないのでJailbreak必須になります。

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