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次世代機の価格では有利になった任天堂 ニンテンドーダイレクト@E3 2013でコンテンツアピール

マイクロソフトがXbox Oneの価格を発表し、ソニーがPS4の外観初披露や価格公表といった派手なE3プレスカンファレンスを行う中、ハードウェアの新製品発表の予定がない任天堂だけは我が道を歩み、独自のストリーミング放送「Nintendo Direct@E3 2013 」で、Wii Uや3DS向けのE3出展タイトルなどを発表するという異例のアピールを行いました。

特にコンテンツ不足による不調が伝えられるWii U、日本以外ではぱっとしない3DSの転機となるタイトルが出てくるのでしょうか。

http://www.youtube.com/watch?v=YwssXBBlE1w

実は私はニンテンドーWii Uをまだ購入していません。その理由はおそらく最も多い意見であろう「プレイしたいゲームがない」ことによるものです。具体的にはマリオカートが発売されたら買おうと思っていました。マリオカート自体の発売は予告されていましたので年内には買えるだろうと楽しみにしていましたが、なんと、Wii Uの『マリオカート8』は2014年春発売予定と発表され、年越しが決定してしまいました。

マリオカートはキラータイトルの一つなので本体同時発売タイトルにラインナップして欲しかったところですが、更に待たなければならないのは非常に残念です。Wii Uだけでなく3DSにも発売されることになったスマブラも来年ですし。

今回のE3カンファレンスで、マイクロソフトとソニーの次世代機の価格が発表されました。

Xbox Oneの価格は499ドル、PlayStation 4の価格は399ドル。日本円に換算すると、Wii Uのプレミアムセットの31,500円に対し、Xbox One 50,000円、PS4 40,000円。価格は
Wii U < PS4 < Xbox One
となり、圧倒的にニンテンドーWii Uが有利です。Wii Uに一万円足すとPS4が買え、2万円足すとXbox Oneが買える価格差というのは数字以上の大きな差ではないかと感じます。

しかもWii Uのベーシックセットと比較すると、Xbox OneはWii Uの2倍近くになります。

最近のサードパーティはマルチプラットフォーム向けにタイトルを発売することが多いため、任天堂は独占タイトルがなくても人気タイトルをWii U向けに発売さえしてもらえれば、次世代機戦争でも圧勝できるかもしれません。もちろん開発側にとってはWii U GamePadという必殺武器でありながらマルチプラットフォームには大敵のシステムが備わっているためWii U向け開発でコストがペイできるだけの販売台数が見込めなければならないのでそれこそが開発の障害に他なりませんが。

まずは任天堂自身がWii Uの販売を起動にのせることが先決です。今回発表された下記のタイトルで、任天堂はその課題をクリアし、Wi/ Uの価格請求できるでしょうか。

■3DS『ポケットモンスター X・Y』2013年10月12日に世界同時発売決定。価格は未定。

■3DS/Wii U『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』2014年発売予定。

■Wii U『BAYONETTA(ベヨネッタ)2』2014年発売予定。

■Wii U『ゼルダの伝説 風のタクト HD』2013年9月26日発売。パッケージ版、ダウンロード版ともに5,985円。

■Wii U『スーパーマリオ3Dワールド』2013年末発売予定。最大4人までのマルチプレイが可能。

■Wii U『マリオカート8』2014年春発売予定。

■Wii U『The Wonderful 101』2013年8月24日発売予定。6,930円。

■Wii U モノリスソフトの新作。2014年発売予定。

■Wii U『ドンキーコング トロピカルフリーズ』発売時期未定。

■Wii U『絵心教室』の一部機能をWii Uダウンロードソフトとして今夏発売予定。

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