GmesIndustryで、Wedbush Morgan SecuritiesのアナリストMichael Pachter氏がPlayStation 4は349ドル(34,900円)、Xbox Oneは399ドル(39,900円)で販売されるとの見通しを示したことを伝えていました。
個人的にはいつも希望的憶測で発言しているとしか思えない著名なアナリストMichael Pachter氏ですが、それなりに情報網と取材力はあるはずですので彼の予測にはそれなりに説得力があると今回は信じましょう。
Michael Pachter氏の試算によると、ソニーのPS4の原価は275ドル、マイクロソフトのXbox Oneの原価は325ドルだそうです。Xbox Oneの方が原価は高いと見込んでいます。一方で消費者にとっては重要な販売価格について、Michael Pachter氏はPS4はPS3が当初599ドルで販売開始されたことを思うとはるかに安価な349ドル、そしてXbox Oneの販売価格は399ドルと見込んでいます。
Wii Uはアメリカで349.99ドル(日本のプレミアムセットに相当するDeluxe Setの価格)ですので、こうなるとXbox Oneだけが高いということになります。そこでMichael Pachter氏は、マイクロソフトが複数年のケーブルテレビやインターネットプロバイダ、Xbox Live Goldメンバーシップ契約を条件に価格を下げてくると見込んでいます。
ソニーがPlayStation Plusを年間契約することで価格を下げる戦略を取ることもあり得ない話ではありませんが、Michael Pachter氏はマイクロソフトにはそういった販売形式の実績はあるがソニーにはないことを挙げ、ソニーが同様の契約前提の価格提示を行う可能性は低いと考えているようです。
そうなると、ニンテンドーWii U、ソニーPS4、マイクロソフトXbox Oneとも3万円台前半の販売価格となる線が濃厚です。全社同一価格帯(とは言っても5000円弱の差は確実にあります)になると先行した任天堂に利があるように思えますが、コンテンツ不足に喘いでいる現状では次世代ゲーム機の勝者の行方は混沌とするかもしれません。