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Xbox One: “Xbox”でもなく”Infinity”でも”8″でもなく、ましてや”なう!”でもない新型Xbox発表

マイクロソフトが、かねてからの予定通り、新型Xboxを発表しました。ストリーミングで生中継も見ようと思えば見ることは可能でしたか、深夜2時から3時まで行われた発表をわざわざ翌日のスケジュールと健康を犠牲にしてまで見るつもりは更々なく、普通に朝起きて海外サイトを閲覧して、一番驚いたのが
「Xbox One?」
スペックなどは事前に流れていた情報通りというものが多い中、ここまで事前の様々な憶測網をくぐり抜けて予想外の名称になるとは思っても見ませんでした。

かねてからXbox 720 コードネームDurangoと言われてきた次世代Xboxがついにベールを脱ぎました。その名も、なんとXbox One。Xbox InfinityやXbox 8、Xbox Now!はガセなのか、単なる候補の一つだったのでしょう。更に言うと、次の世代はXbox Twoと呼ばれるのでしょうか。

Xbox Oneはどのようなものなのか、まとめてみました。

Oneの由来は「ゲームとエンターテイメントを融合したオールインワン」のワン。

Kinectを標準装備で、Kinect利用を前提とした仕組みになっている。カメラは1080p対応

低消費電力モードで常にシステムスタンバイ状態で、声で「Xbox On」と言えば即座に起動する

8コアCPU、8GBメモリ、500GB HDD、ブルーレイドライブ、11a/b/g/n Wi-Fi、WiFiダイレクト対応、HDMI入出力、USB 3.0搭載
新Kinectは60%広角化で狭い日本の家屋でも安心。6人同時全身認識、高精度化によら指の動きや表情、心拍も認識可能。

Xbox Oneは5つのカスタムチップを持つ。うち2つは Kinect に搭載。(8コアAPUを含む残り3つは Xbox One 本体に)。

3つのOSを搭載。ゲーム用OSであるXbox OSとアプリを動かす Windowsカーネル、双方を制御するOSの3つ。この3つ目のOSのおかげで低消費電力モードのスタンバイが成立
マルチタスク対応

Kinectのカメラを利用するSkypeをシステムに統合

ゲームプレイを録画するビデオレコーダー機能

常時接続インターネット回線は必須ではないが、クラウドを利用した自動アップデートやクラウドへのセーブデータ保存などのためには必要。クラウドを利用する時だけかと思いきや、24時間に一度はインターネットに接続する必要があるとマイクロソフトの副社長Phil Harrisonのコメントあり

Xbox 360との後方互換性なし。

ブルーレイメディアのゲームを本体内蔵HDD(ユーザーレベルでの交換不可)または外付けHDD(USB 3.0で外部ストレージを接続可能)に自動インストール

中古ゲームが起動しない対策はないが、起動するためにはインストールが必須であることから無条件対応ではない。

年内発売予定。価格は未定

オールインワンという言葉を使っていることからも分かりますが、今回のXbox Oneはハイスペックを目指していません。当初噂にあった、リビングのエンターテイメントを象徴するセットトップボックスタイプのモデルがなかったものの、役割としてはゲームの比率を減らしてエンターテイメント方向へ振っているのは明白です。

Xbox 360との後方互換性がないことは買い替え需要を見込めないというデメリットを背負い込むことになりますが、アーキテクチャが異なるので物理的にはやむを得ません。PS4のようにストリーミングにより対応するようなことも不可能ではありませんが、今回は全く言及されていません。

Xbox OneもPS4も後方互換性を捨ててきましたが、唯一次世代機で後方互換性を確保したニンテンドーWii Uがヒットに恵まれずくすぶっている現状を見ると、必ずしも過去の資産を活かすことが新型機成功の必要条件ではありません。

興味深いのは3つのOSを持つというマルチOS思想です。特にWindowsカーネルの採用は、Windowsという世界で最もメジャーなPC向けの開発リソースを共用できることになるはずです。ソニーもPS4で開発のし易さを全面に出していますが、そのトレンドをマイクロソフトも別の形で踏襲したと言えるでしょう。

最もコンシューマーの購入意欲に影響を与える販売価格について今回は情報がありませんが、Xbox One/PS4の両者とも後方互換性がないことからタイトルラインナップとブランドイメージだけて純粋に市場で勝負できるという意味では、良きライバルが揃って切磋琢磨できる、今まで以上のゲーム市場の活性化が期待できそうです。

PlayStationというハイスペックイメージのまま次世代に突入するソニーに対して、予想外の柔らかい名称になったXbox Oneの違いがどのように出てくるのか、楽しみですね。

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