DIGITIMESで、ソニーはPS4を年内に1,600万台出荷する計画だと伝えていました。
2013年の年末商戦向けに日本でも発売されることが発表されているPS4ですが、DIGITIMES独自の「PS4コンポーネント製造メーカーのある情報筋」によると、ソニーは2013年にPS4を1,600万台出荷することを計画しているそうです。発売日はまだ発表されていませんが、発売後の短期間で最大1,600万台販売を見込んでいることになります。全世界で年内の早い時期に発売しないと実現できそうもない数字に見える、かなり強気な戦略です。
今回PS4の生産を行う企業名としてFoxconn ElectronicsとPegatron Technologyという2社の名前が挙がっています。現在は生産委託先に対して関連するコンポーネントの生産についての見積もりを依頼している段階のため、それらコンポーネントの出荷は8月まではないとの見通しです、そのため流通関係者の間ではPS4を1,600万台出荷するべく、今年の8月からコンポーネントの出荷を開始するのではないかと言われています。
現時点でPS3の価格は公開されていませんが、PS Vitaの場合発売半年前のE3で価格を公開し、「意外に安い」と概ね好評だったにも関わらず結果的には発売直後しか売れず、初回限定版が長期間に渡り市場在庫として店頭に並んだ上に発売から1年数ヶ月で最大1万円の値下げに踏み切ることになった苦い経験を持つソニーですから、市場の動向を見極めるために価格発表を遅らせるのではないかと勝手に予想していましたが、いきなり1,600万台の大風呂敷はちょっと意外でした。
もっともその数字の精度は必ずしも高いとは言えないことは十分承知していますし、在庫を抱えるのを覚悟で大量生産して価格を下げようとしているのかも知れませんが、ソニーが本気で1,600万台を目指しているのだとすると、少なくともニンテンドーWii Uよりは安いのかもしれません。