事前の情報では、アメリカ ロサンゼルスで開催されている今年のE3でのソニーの目玉となりそうな新発表はなさそうでした。本日午前10時からソニーのプレスカンファレンスでは大々的な新発表こそなかったものの、いくつか(個人的に)興味深い発表がありました。
PlayStation SuiteがPlayStation Mobileに名称変更 HTC製スマートフォンが新たに対応
ベータプログラムが開始されているPlayStation SuiteがPlayStation Mobileとその名称を変更することが発表されました。
何故今更との感は拭えませんが、ソニーによると「多様な携帯型端末で、より多くのユーザーの皆様が手軽に「プレイステーション」ならではのコンテンツをお楽しみいただける世界のさらなる拡大を目指して、SCEは、PlayStation Suiteを新たに1つのプラットフォームとして位置づけ」るための名称変更だとしています。
また、サードパーティーとして初めてPlayStation CertifiedライセンスプログラムにHTCが加わります。
HTCが現時点でPlayStation Certifiedとして公開しているAndroid端末は以下の通りです。
HTC One. X
HTC One. S
HTC One. V
現在NTTドコモにはHTCのラインナップがありません。ソフトバンクにはXperiaのラインナップがありませんので両ブランドを持っているauが日本で最もPlayStation Mobileに適したキャリアだと言えそうです。
「プレイステーションオールスターズバトルロイヤル」が発表
以前から情報が流れていたソニー版スマブラが公開されました。ソニーのキャラクターを操るバトルゲームで、Wiiでの人気ぶりを見るとキラータイトルとなりそうな予感がします。
PS3とPS Vitaの連携強化
今後PS3とPS Vitaとの連携を強化(クロスプラットフォーム機能)していく方針が発表されました。
具体的には以下のような機能です。
■Cross-Play(クロスプレイ)
- PS3およびPS Vitaユーザー同志がゲームの協力プレイや対戦などを楽しめる
■Cross-Controller(クロスコントローラー)
- PS Vitaをコントローラーとして、PS VitaでPS3のソフトウェアを操作する。PS Vitaのディスプレイが活用可能のため、Wii GamePadやXbox SmartGlassと同じようにもう一台のモニターとしての活用も考えられる。
■Cross-Save(クロスセーブ)
- PS3とPS Vitaのセーブデータをクラウドで共有。PS3のゲームの続きを外出先でPS Vitaでプレイすることなどが可能
■Cross-Goods(クロスグッズ)
- ダウンロードコンテンツなどをPS3やPS Vitaの両方で楽しめる。コンテンツの両プラットフォーム間の受け渡しも可能。
■Remote Play(リモートプレイ)
- PS Vitaを使いPS3を遠隔操作。PS3内のゲームなどをPS Vita上で楽しめる機能。
PSOneタイトルがついにPS Vitaへ移植される
2012年夏実施予定のPS Vitaシステムアップデートで、ようやくゲームアーカイブスが利用可能になります。
その他、PlayStation EyeとAR(拡張現実)機能を利用したPS3向けサービスWonderbookや、PS VitaがHulu plusに対応(専用アプリが配布される)することなどもあわせて発表されています。