「DSiはマジコン起動せず?」の記事で初めて存在を知った新マジコンU2DSを入手してみましたので早速レビューしてみます。
今更新しいマジコンが出るというのは実は少し信じがたい話です。
新しいと判断したのは公式ページからダウンロードしてみたカーネルが良くあるR4系のクローンではないし、見たことがないものだったためです。
それでも完全に新規のマジコンを出すほど市場が広くないのできっと何かのクローン(コピー品)だろうとにらんではいました。
でもまさかアレとは思いもしませんでした。びっくりです。
表面は非常にフラットです。横幅が少し大きいためDSによっては抜き差しに引っかかりがあるかもしれません。
シールの下にネジが隠れていないか探してみましたがありませんでした。安易な殻割り願望には適さないタイプです。
<クリックで拡大します>
起動自体は問題ありませんでした。壁紙が赤ベースでセンスはいまいちです。
テストに用いたのはお気に入りのお絵描きHomebrew「Colors!」です。
でも、この画面、どっかで見たような???
U2DSは日本語、YSMENUは英語表示なのでその部分は差し引いたとしても、似過ぎです。
結果はご覧の通り、microSDキャラは出ませんがNO CARD表示がされます。フォントがDSTTのものにそっくりです。増々怪しくなってきました。
<クリックで拡大します>
U2DSを見て行くと、なんとYasuの文字コードがあちこちに!同じコードの並びはありますがYSMENUとU2DSではアドレスが違います。どうもオフセットさせているようです。
どうもDSTTのクローン品で、しかもYSMENUのパクリカーネルのようです。
市販品でカーネルにフリーのYSMENUなんて存在する事自体おかしいのでかなり怪しい製品である事が分かりました。
しかもカーネルの中にYasuだとかYSMENUだとかの文字を堂々と残して!
バイナリエディタで見ている分にはYasuの文字の有無はありますがかなり改変したカーネルではあるようです。それなりにオリジナリティは追求しているようです。
購入する価値あるの?と聞かれれば、コレクションしたい方はどうぞレベル、とお応えしておきます。なんといってもYasu氏のカーネル標準装備品ですから貴重です(笑)
ちなみにU2DSにDSTTのカーネルを突っ込んでみましたが起動ではねられました。U2DS Coreがないと怒られます。