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TheFloW氏 TheSAS2026でPS5のハイパーバイザーexploitについて発表

Xで、TheSAS2026公式アカウントがPS5のハイパーバイザーexploitについてTheFloW氏がTheSAS2026で発表を行ったことを伝えていました。

TheSAS2026はKaspersky Security Analyst Summit (SAS) 2026とことで、インドネシアのバリで2026年10月20日から23日まで開催されているカスペルスキー主催のサイバーセキュリティ関係者が集まるセキュリティアナリストサミットで、今年で18回目を迎えます。

TheSAS2026のスケジュールを見ると、TheFloW氏の登壇は10月21日(木)の11:00-11:20(日本時間で同日10:00-10:20)でした。もう終了しています。あまり事前に情報が出てきていなかったので気が付きませんでした。

登壇して発表される内容は、既に修正済みのPS5のハイパーバイザーの脆弱性だというので、13.60でのハイパーバイザーexploitのことになります。

そのハイパーバイザーexploitを発見したsoniciso1氏は「実はもともとはTheFloW氏が発見していた」としていました。今日それをTheSAS2026で発表したということは当然随分以前に登壇して発表することは決まっていたのでしょう。でもTheFloW氏は今回に限ってはHackeroneへは本件でエントリーしていません。実際の時系列がどうなっていたのか、推測ですがストーリーはこうです。

TheFloW氏はこのカーネルexploitを来月発売予定の大型タイトル『Grand Theft Auto VI』が発売されるまで待てと裏で根回しをしました。ハイパーバイザーexploitをリリースするとファームウェアアッブデートで対策されるため『Grand Theft Auto VI』がそのファームウェアのままではプレイできなくなるからです。

TheFloW氏と同じくHackeroneへは報告せず温めていたsoniciso1氏はその計画に一度は同意したものの、同じ脆弱性をHackeroneに報告して5万ドル(790万円)の報奨金を獲得したcouldbeautism氏(Jordy)氏の存在が全ての計画を無に帰す結果となりました。ソニーに脆弱性を報告したら終わりだからです。

その結果『Grand Theft Auto VI』発売まで待つという計画は成立せず、発売前の段階で対策されてしまったため13.60用にリリースされてしまいました。TheSAS2026での今回の発表含めて念入りに準備してきたTheFloW氏の青写真通りに物事は進みませんでした。そして嫌気が差したTheFloW氏はハイパーバイザーexploitを使ったLinuxローダー開発から手を引きました。

ゴタゴタがある前からおそらく今回のTheFloW氏のTheSAS2026での発表は決まっていたいたはずですので、TheSAS2026で詳細は公表せず事実だけ発表してシーンの期待を煽り、『Grand Theft Auto VI』発売後にそのファームウェア用にハイパーバイザーexploitを発表するという青写真をTheFloW氏は描いていたのかもしれません。

今回の発表の内容は「既に対策されてしまっているPS5ハイパーバイザーの脆弱性の解説」で、具体的にはPS5のセキュリティアーキテクチャの概要、ソニーがPS5で導入したセキュリティによる制限の説明、そしてそのセキュリティの迂回策、ソニーの設計ミスによるハイパーバイザーの無効か方法、そしてそれを利用してどのようにPS5へLinuxを移植したのかについてとなっています。

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