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歴史は繰り返す TheFloW氏 PS5シーンから手を引くと宣言

Xで、TheFloW氏がPS5シーンから手を引き、PS5 Linuxの全ての作業を中止すると発表していました。

TheFloW氏は PS5のJailbreakに必要だったのHypervisor(ハイパーバイザー)の脆弱性を最初に発見しps5-linux-loaderを実用化してLinuxを起動させSteamマシン化に成功した、PS5シーンのトッブランナーです。

そんなTheFloW氏がPS5シーンから手を引くと引退宣言を発表しました。どうやら26.05-13.60.00まで有効なハイパーバイザーexploitが関係している模様です。

「PS5シーンから手を引く。PS5 Linuxに関するすべての作業を中止する。全身全霊で長期間を費やし、2027年にPS5 Proのサポートまで計画していたがすべては水の泡」

「かつてのシーンは才能ある開発者の集まりだったが、今はLLM(大規模言語モデル)を使い自分は理解できないコードを書いているだけの素人集団。Slop kiddies(Slopervisorを開発したチーム)は残っていたハイパーバイザーのバクを発見したが、それは私も少し前に見つけていてソニーに報告することにした」

「彼らには『GTA6』発売まで待ってくれと頼んだ。そうすれば『GTA6』を買ってプレイもできLinuxも楽しめる。彼らは待つことに同意してくれたが一日もたたないうちに無駄に消費することを決めてしまった」

つまり13.60向けのハイパーバイザーexploit Slopervisorは確実に公開されるということです。ただTheFloW氏は手を引くので誰かが13.60向けに調整したps5-linux-loaderやPS5向けのドライバーは作らないといけません。

自力でコードが書ける開発者がSlopervisorを開発したチームにいれば良いのですが…

TheFloW氏は比較的シーン全体の利益になるよう行動してきた開発者ですが、そもそもHackeroneに報告して金儲けしてるじゃないかと批判する人も中にはいるでしょう。

彼はGoogleのエンジニアで身バレしてますから彼の行動は理解できます。ただ、シーンのトップランナーだからといって誰もがTheFloW氏に従うかと言われれば、それは難しいのではないでしょうか。

TheFloW氏が激怒しているのは中身を理解せずAIにコードを書かせて一人前のハッカーを気取ってTheFloW氏に意見してくる声の大きな連中に対してだと思います。TheFloW氏へのリスペクトは必要だと思いますが、そういう気持ちだけで世界が統制される時代の実現はハードルが高いと思います。

かつてのハッキングシーンは名声の奪い合いから貢献者の引退を誘発するという歴史を何度も繰り返してきました。今はAIを使うことで名声を得られるチャンスを作れてしまいますから、技術力を持ち長くシーンに貢献してきた開発者ほどムッとする機会は増えそうです。

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