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ソニーがSwitchに対抗 PS5ゲームがプレイできる携帯機を開発中 Bloombergが伝える

Bloombergが、複数の関係者の話としてソニーがPS5のゲームをプレイできる携帯コンソールを開発していると伝えていました。

リモートプレイ専用端末としてPS Portalを発売したソニーが、別の新型の携帯機を開発しているという話は今回が初めてではありません。

開発者筋から入手した情報としてソニーがAMDのチップを搭載したPlayStation携帯ゲーム機を開発していることが今年の2月に出てきています。その時はPS4/PS5ゲームが動く携帯ゲーム機ですが、発売が前提にはなっておらず「開発の初期設計段階」で「発売が決まっているわけではない」「発売されるとしても2年以上先」とされていました。

ソニーはこれまでも携帯ゲーム機を発売してきましたが、据え置きゲーム機とは別の携帯機専用プラットフォームという位置付けだったため販売的に成功したとは言えない状態で最終的にはPS Vitaを最後に撤退しています。

今回Bloombergが入手した情報は、ソニーは携帯ゲーム機をPS5のゲームをプレイできる携帯機として開発をしているというものです。
関係者によるとそのソニーの携帯機はまだ開発の初期段階、目的はソニーのラインナップを拡充しアプローチできるユーザーの拡大で、携帯ゲーム市場で任天堂と争うための製品としています。発売に関しては早くても数年先ですが最終的に発売を断念する可能性もあります。

内容としては2月に伝えられた情報とほぼ同じです。違いはPS4のゲームもプレイできることに言及しているかしていないか(実際には後方互換あるならどちらもプレイできるはず)くらいです。

またライバルのマイクロソフトはXboxの携帯機を検討していることをPhil Spencer氏が公式に認めています。SwitchやSteam Deckが確立した、PCゲーム(コンソールの場合は据え置きコンソールと同じゲーム)を携帯機でプレイするためのデバイス市場がソニーやマイクロソフトも動かしたことになりますね。

Switchもそういう設計ですが、据え置きコンソールと同じゲームを携帯機でプレイすると画質などのスペックを落とすことになります。またHDMI出力を携帯機に付けてしまえばSwitchのようにハイブリッド(ただし性能はそれなり)になります。グラフィック出力に拘ると価格が上がってしまいますのでその選択肢はおそらくないでしょう。もし市場があるとすれば、ハイスペックな性能まではいらないのでゲームだけ安価にプレイしたいユーザーのニーズを満たす、ディスプレイも備えた携帯型ハイブリッドコンソールでしょうか。しかし本来PS5を購入するユーザー層を食い合うだけですので現在のラインナップであるPS Portalで十分な気がします。

ゲームニュースサイトInsider Gamingを運営し、過去にはPS5 のBDドライブ外付けなどを事前につかむなどの実績があるTom Henderson氏もソニーが携帯機開発中だとの情報は持っていたことを明かしました。分かりきっていたことなので報告しようとまで思ってなかったとのことですが、PS Portalが予想以上に売れたことから携帯機の開発が始まったそうです。

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