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任天堂が任天堂の著作物利用に関するガイドラインを更新 CFWやFlashcartの投稿は「認めない」

Xで、任天堂がネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドラインを更新したと発表していました。

ガイドラインは、任天堂が著作権を有するゲームの映像やスクリーンショットを共有サイトに投稿し収益化してもガイドラインに従えば「著作権侵害を主張いたしません」というもので、ガイドラインに従っていないと判断すれば著作権侵害を主張するということです。

「任天堂は、違法または不適切な投稿や公序良俗に反する投稿、このガイドラインに従わない投稿に対して、法的措置を講じる権利を保持しています。また、そのような投稿を行った者に対しては、以後の任天堂のゲーム著作物の使用を認めない権利を保持しています。」との一文も追加されました。

また「違法または不適切な投稿や公序良俗に反する投稿」の例に、CFWやFlashcart、エミュレータ利用している場合を想定した文言が並びました。

  • 不正にコピーされたゲームソフト、改造されたゲームソフト、任天堂の許諾を受けずに任天堂の著作物を利用して制作されたゲームソフト、または不正に入手されたゲームソフトに関するもの
  • チート、クラッキング、不正アクセス、技術的制限手段の回避、不正な改造またはこれらを可能にする物、ツールもしくはサービスに関するもの
  • エミュレーターや技術的制限手段を回避するプログラムなど、不正行為からゲームソフトやゲーム機を保護するために任天堂が導入したセキュリティを回避するソフトウェアや装置の使い方に関するもの
  • 通常のゲームプレイでは利用できない映像や画像、音源等を、データマイニング等の方法によりゲームソフトから抽出して利用するもの
  • 追加された条項によって、例えば以下のコンテンツをXやYouTubeなどのサイトで公開すると著作権侵害として法的措置を取られる可能性があります。

    ・Atmosohereのインストールチュートリアル
    ・Mig FlashやUnlockSwitchのレビュー
    ・Nintendo Switchエミュレータyuzuの使い方紹介

    ゲーム機を保護するために導入したセキュリティを回避するソフトウェア自体もNGですので、カスタムファームウェアのAtmosohere自体は合法ですが、インストールに必要なNvidia Tegraの脆弱性を利用したfusée geléeを利用した状況が含まれるコンテンツ自体NGと判断される可能性があります。

    明らかにSwitchシーンをターゲットとしたガイドライン更新のように見えます。

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