Unlockswitchチームが、Nintendo Switxh向けMig SwitchクローンFlashcartのUnlockswitchで2種類のバージョンを発売することを発表していました。
UnlockswitchMig Switchを解析したコピー商品のはずでしたが、今回発表された内容は単なるクローン(コピー商品)の枠を超えた改良版です。とはいえ、最初の段階でコピったことには変わりありません。
Meeting Day:
We have made the decision to release two versions of UnlockSwitch .
— UnlockSwitch (@UnlockSwitch) May 8, 2024
UnlockSwitchで2種類のバージョンをリリースすることに決めました。
The first one will be our final open-source version with our two new chipsets. All our energy will be focused on this version, updates, etc.
— UnlockSwitch (@UnlockSwitch) May 8, 2024
1つは、2つの新チップセットを使って最終的にはオープンソースとなるバージョンです。我々が注力してアップデート等も行うのはこちらのバージョンになるでしょう。
The second version will be based on chipsets ice40/esp32s with its programmer as well.
By the time the files are leaked online, the hardware will already be available 😎
— UnlockSwitch (@UnlockSwitch) May 8, 2024
もう1つは、プログラマーとICE40/ESP32Sチップセットベースのバージョンです。
ファイルがリークされる頃には、ハードウェアは購入できるようになっているでしょう。
ICE40/ESP32Sは完全なMig Switchクローンハードウェアのことです。シェルだけ変えたMig Switchではないかとの疑惑があった、ユーザーに配布したサンプル版UnlockSwitchで使われていたチップです。「ファイルがリークされる頃」という表現にしている意図が分かりませんが、中身は完全にMig Switchクローン(プログラマーというのは中身の書き換えができるのか?)と言う意味かと思います。
簡単に言うと、UnlockSwitchの2つのバージョンの違いは搭載するチップの違いだけです。本当にオープンソースにするなら、その気になれば自作できるFlashcartになるという可能性があります。Mig Switchを潰しに来ているかのようです。
オープンソース化というのは、金儲け第一のクローンFlashcartの動きとしては考えられない話ですが、任天堂がついにMig Switchをターゲットにし始めたこともあり、一緒にターゲットとならないよう方針を転換したのかもしれません。そもそもUnlockSwitch売ったら一緒ですけどね。