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Nintendo Switchの13.0.0はeFuse焼かないバージョン

ツイッターで、sthetix氏がNintendo Switchのファームウェア13.0.0はeFuseを焼かない仕様になっていると報告していました。

Bluetoothオーディオに対応したせいで神アプデと一部で言われているSwitchの13.0.0は、最近あまり意識されなくなってきたので気にしていませんでしたが、eFuseを焼かない仕様だったようです。

Switchのファームウェア 13.0.0はヒューズを焼きません。まだ15個です。もし12.1.0へのダウングレードをしてもOFWを普通に起動できますよ。

SwitchのeFuse(eヒューズ)については「SwitchのeFuseとは」で詳しく書いていますが、ソフトウェアによって切断することができるヒューズで、Nintendo Switchではファームウェアをアップデートする度にeFuseを焼き切る仕様として設計されました。ファームウェアを古いものに変更する、いわゆるダウングレードを物理的に不可能にする仕組みとして導入されました。したがってアップデートの度にヒューズを焼いて切らないと意味がありません。

ところがこのeFuse(以下単にヒューズと記述します)、全部で32個しか用意されていないのです。もとい、Switch発売時には「32個も用意されているのか!実際使い切るまでアップデートするわけじゃないはずだけど、たかがダウングレードのためにやられた!」と思っていましたが、今となってはそれはユーザー的には大いなる勘違いでした。

Switchbrewによると、現在焼かれているヒューズは12.0.2と12.1.0の時点で15個。残り17個となります。
一方、これまで何回アップデートが配信されたのかを数えてみたら42回ありました。本来ならアップデートの度にヒューズを焼き切りたかったところでしょうが、そもそも32個では数が不足します。どうしてもマイナーアップデートの場合はヒューズを焼かないという選択をせざるを得ません。

が、さすがにライフサイクル後半に突入した神アプデ扱いされるメジャーアップデートではヒューズ焼くだろうと思ったらそうではなかったので、逆に驚きました。これで焼かないのならいつヒューズ焼くんだよ、と。

過去にもメジャー級アップデートでヒューズ焼かなかったことは確かあったと思いますが、ダウングレードが実際可能になっている現在のSwitchでヒューズ焼かない決断をしなければならないほど、任天堂はSwitchのライフサイクル長期化を見越しているのだといい方に予想しておきます。

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