GameSpotで、Nintendo Switchのアメリカでの値下げはないと伝えていました。
Nintendo Switchのノーマルモデルのマイニンテンドーストアでの価格が欧州で20ポンド/30ユーロ値下げされた際、値下げの主要要因に任天堂が「欧州での為替レート」を挙げたことから他の地域(日本や北米市場など)でも値下げがあるのかについては明確な情報がありませんでした。
為替レートの話となると、特に日本では値下げされる理由がなくなります。現に欧州での値下げ以降も日本でのSwitchの販売価格に変動はありません。
そもそも任天堂は日本の企業なので値下げの理由に挙げた為替レートというのは日本円との為替レートの話をしているわけで、日本円に合わせる=日本でのSwitchの販売価格に合わせるために値下げという式が成り立つからです。
北米市場については価格変更の可能性は排除できませんでしたが、Axios Gamingニュースレターの著者で前Kotaku編集長のStephen Totilo氏は、ツイッターでこのように述べていました。
Nintendo tells me yesterday's Switch price drop was just for Europe (and the UK):
“The trade price adjustment is for the European region only. There are no plans to change the Manufacturer’s Suggested Retail Price for any Nintendo Switch model in the U.S.”
— Stephen Totilo (@stephentotilo) September 14, 2021
任天堂から、昨日のSwitchの値下げは欧州(と英国)だけだと言われました。
「価格の調整は欧州地域のみです。アメリカでの全Switchモデルについてはメーカー希望小売価格を変更する予定はありません。」
どうも今回実はカナダでもノーマルモデルが値下げされたようです。
https://twitter.com/Lbabinz/status/1437415854480805894
同じ北米市場でも差があるようで、カナダでは値下げされたもののアメリカでは値下げされる予定はないということのようです。
販売総数が増えて製造コストは下がっているはずなので、ノーマルモデルの値下げは実施されても不思議ではありませんが、現時点では値下げする戦略を任天堂は選ばなかったことになります。しかし任天堂は過去の実績から値下げしないことを是としているわけではないので、今後値下げされる可能性はあるはずです。
有機ELモデルの発売と同時期のノーマルモデル値下げは一つの大きな選択肢でしたが、それをしなかったのであれば今後有機ELモデル含むSwitch全体の売り上げが落ちてきたときに値下げカードを切る可能性が出てくるでしょう。