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PS Vitaの専用メモリーカード ぼったくり価格に高騰

Gamerantで、PS Vitaの専用メモリーカードが法外な価格になっていることを伝えていました。Gamerantがアマゾンで調べたところ、32GBが245ドル(約27,000円)になっていたと報告しています。

日本のアマゾンでの
PS Vita メモリーカード売れ筋ランキング
を見てみたところ、8GBが8,000円、16GBが10,000円、32GBが18,300円、64GBが32,500円となっていました。高っ!!!

※ちなみに定価はいくらだったのかというと、2013年のファミ通の記事によれば、Vitaの専用メモリーカードは2013年9月10日に価格改定で値下げされ、
4GBが1480円(税抜)
8GBが1,980円(税抜)
16GBが3,780円(税抜)
32GBが6,480円(税抜)
64GBが9,980円(税抜)
になっています。当時は消費税5%だったので税抜き表記にしています。

日本のアマゾンでの売れ筋ランキング3位に変換アダプターらしきものがありますが、microSDカードをVitaのゲームカードに変換するもので、要するにSD2VITAです。

逆に言えば、SD2VITAがあるおかげでVita専用メモリーカードのぼったくり価格への高騰化問題が顕著化していないだけとも言えます。

ソニーはPSP時代にメモリースティックという汎用的に使える製品(とは言っても結局SDカード陣営に負けてソニー製品専用メモリーカード化していましたが..)を使ったせいでPSPハックに油を注いだと判断し、後継機のPS Vitaではユーザーが勝手にファイルに触れない(PCへマウントはできず、ファイルのやりとりはVitaのコンテンツ管理マネージャーアプリを経由するしか手がない)ようにし、メモリーカードも汎用性が一切ない専用品をわざわざ作りました。

Vitaの生産終了に関係なくVitaのメモリーカードを生涯に渡って生産を継続する意気込みがソニーにあるわけはなく、最終的に専用メモリーカードの高騰化を招く事態は自明の理だったと言えます。Vitaを使い続けるにはなくてはならない専用メモリーカードの生産責任を放棄したソニーには憤りを感じずにはいられません。

SD2VITAがあるとは言っても、HENkaku(Vitaのハック)前提ですし、正規版のゲームを使うと当然ゲームカードに変換するSD2VITAは使えなくなります。専用メモリーカードの生産責任を放棄したソニーは要するに「Vitaはハックしてどうぞ使い続けて下さい」と言っているのだと我々ユーザーは受け取りましょう。

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