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PlayStation StoreでのPS3・PSP・PS Vitaコンテンツ販売終了の噂

TheGamerで、PS3・PSP・PS Vitaのデジタル版タイトルを販売するストアが今夏に閉鎖されると伝えていました。(liyuqiさん情報ありがとね)

この衝撃的な情報は「事情に詳しい情報筋(TheGamer自身が確認済み)から入手した」というTheGamer独自ネタになります。

その内容は、PS3とPSPのストアが今年の7月2日(金)に閉鎖、PS Vitaのストアはその時点では残るものの、8月27日(金)までしか購入できない=8月27日(金)に閉鎖というものです。

ストアが閉鎖されると新たなデジタル版コンテンツの購入ができなくなるだけでなく、購入済みコンテンツの再ダウンロードもできなくなります。つまり、ストレージ容量確保のため再ダウンロードを前提に削除していたコンテンツは何もしないと今後二度と手に入らなくなります。そのストア終了の正式発表は3月末に予定されている模様です。

SIEは2005年に発売したPSP、2006年に発売したPS3、2011年に発売したPS Vitaのデジタル版(ダウンロード専用タイトル)をPlayStation Storeで販売してきました。PSPの派生モデルであるPSP goではデジタル版オンリーという野心的な携帯ゲーム機として発売したこともあります。

物理メディアに対応しないPSP goは当時市場に受け入れられず短命に終わりました。デジタルという目に見えないものに対価を払うことへの不信感や、物理メディアだけでなく物理的流通網も販売網も存在しないから販売コストが大きく下がるはずのデジタル版の価格が既存の販売店への悪影響を最大限考慮し高止まりさせていたことや、デジタル版は中古市場への売却ができない仕様のため割高感があったことなどが総合的に影響したことこそPSP goが受け入れられなかった原因です。

そして今、PS5では物理メディアに対応しないPS5 Degital Editionをラインナップに加えました。コロナによる巣ごもり需要でデジタル版販売が伸びたのは、PSP goの時代は明らかに存在していた消費者のデジタル版購入への障壁が、消失しつつある証拠です。ちょうど今はデジタル版ゲームをオンラインで購入するのが普通になる一歩手前まで届きそうになっていると感じています。

そのタイミングで、オンラインストアの閉鎖(の噂)。極論すると、今中古で販売されているPSP goは数ヶ月後にゴミ(小型家電リサイクルへどうぞ)になりますと宣言しているに留まらず、現在品薄のPS5 Degital Editionも最短10年後にはゴミ(小型家電リサイクルへどうぞ)になりますと告知しているに等しいのです。

スマホのゲームでもストアでの販売が終了したりしたものは、一度購入したものでもその後なんらかの事情(不具合で初期化した等)でデータとしてインストールされていない状態になると二度と手に入りません。

販売側もビジネスですので永劫回帰販売を継続するのは不可能です。いつかはデジタル販売終了や、その販売ストアの閉鎖となるのは現実的には起こり得ますが、コンテンツを購入したユーザーの権利はストア閉鎖と共に消失します。

PS5 Degital Editionの販売が始まったばかりのこのタイミングで、SIEは「ウチはしかるべきタイミング(Vitaの状況から察するに発売から10年程度か)でデジタル販売ストアは閉鎖しますよ」と自ら公にしたに等しいのです。

これはSIEがユーザーに対して何らかの救済策を提示する必要があるのではないでしょうか。Vitaは2019年に国内出荷終了してから2年しか経過していないわけですし。もしこの話が事実なら、ですが。

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