任天堂が、2011年から販売していたNintendo 3DSシリーズの生産を終了したことを公式サイトでひっそり発表していました。
ねとらぼが任天堂に問い合わせたところ、「2021年3月期 経営方針説明会」にあわせ発表を行ったとのこと。
2011年2月に発売されてから9年7ヶ月。3DSがほぼ10年近く現役でいられたことは評価していいでしょう。DSから続いた2画面、発売当時は驚きだった裸眼3D表示は、今や主流から完全に外れてしまった技術になってしまいました。3D表示に至っては任天堂自ら2DSを持ってきて3Dを売りにしないラインナップに舵を切ってしまったこともあり、今のゲーム機ではおまけでも欲しがられることがない「なくてもいいもの」に成り下がってしまったことが残念です。
任天堂のハックシーンにおいても、3DSはSDカードを採用したことからFlashcartに頼らないハッキングに変わった携帯ゲーム機の歴史の転換点でした。
任天堂の携帯ゲーム機は、長くゲームボーイの時代から本当にポケットに入れて持ち歩ける正真正銘の携帯ゲーム機でしたが、現行のNintendo Switchは、一応携帯はできますがポケットに入れて携帯するものではなく鞄に入れてなら持ち運べるというレベルです。純粋な意味での任天堂の携帯ゲーム機の歴史が3DS/2DSの生産終了で終わってしまったことに、少し寂しさを感じます。
さよなら3DS。今までありがとう。